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消灯時間はとっくに過ぎていて、薄暗い廊下。
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少し先の何人かの人影に、「有 岡さん?」って声をかけると…。
そのうちの１人が、病室のﾄﾞｱを開けて「大貴。来たよ。」って、有 岡さんを呼んでくれた。
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有 岡さんは、すぐに病室から飛び出して、私の方に走ってきた。
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「A!! 」って、大きな声で私を呼ぶ。
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A「有 岡さん…。
雄也は?」
有 岡「こっちこっち…。」
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って、私の手を引いて病室に入る。
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私は病室の外にいた人たちに会釈をした…。
…。
…。
へ?
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何この部屋…。
雄也の事よりも先に、部屋の凄さに驚いた。
私が入院した時の個室より、はるかにいい…。
さすが!!
ｼﾞｬﾆｰｽﾞ!!
って、つっこみたかったけど、不謹慎だと思い我慢した。w
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「遅いよ。姫。w」って、ﾆｺﾆｺ。声をかけてきたのは薮さん。
「ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…。遅くなりました。」って、私は病室の中の人たちに向けて頭を下げた。
「とりあえず、こっち。」って言われ、ﾍﾞｯﾄの横に連れてこられ、雄也を見ると…。
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…。
点滴と…。
酸素ﾏｽｸ…。
…。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2015年7月19日 8時
