647 yuya ページ47
☆yuya said☆
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今まで楽しい時間を過ごしていたのに、一転。険悪なﾑｰﾄﾞが立ちこめる。
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洗濯物を片付けようと、寝室と風呂場を行ったり来たりするAの姿が、急に見えなくなった…。
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どうしてやればいいのかわからない…。
星空を見に連れて行きたいだけなのに。
…。
ここで「行かない。」って我慢するAの意見を聞き入れれば、この先いつかAは我慢の限界が来て、またこの前のように泣きだすと思う…。
かと言って、よかれと思って強引に誘うとｹﾝｶになる。
…。
ﾏﾈｰｼﾞｬｰの言いつけを真面目に守ろうとするA…。
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ﾏﾈｰｼﾞｬｰ…。
ﾏﾈｰｼﾞｬｰに許可を取ればいいのか?
それならAも納得するのか?
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２人で外へ出るだけの事なのに、ﾏﾈｰｼﾞｬｰの許可が必要なのか?
あーーーーーー…。
めんどくせー…。
ｱｲﾄﾞﾙなんて大変な事ばっかで、いい事なんて一つもない。
恋愛くらい好きにさせてよ。
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でも、今。Aを外へ連れ出すには、その方法しか浮かばず…。
俺はﾏﾈｰｼﾞｬｰに電話をした。
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「俺は今からAと出かける。」
そうﾏﾈｰｼﾞｬｰに伝えた。
ﾀﾞﾒだ。とは言わないが、それ相応のﾘｽｸを説明された。
そんな事。いちいち説明されなくてもわかってるって…。
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ﾏﾈｰｼﾞｬｰ[彼女は何て言っているの?]
雄也「ｱｲﾂはあんたとの約束を守って、行かないって言ってるよ。
でも…。もう。かわいそうで…。
今日はどうしても、２人で行きたい場所があるから、連れていく。
人気のない場所だし、目立つような事はしないから。」
ﾏﾈｰｼﾞｬｰ[…。]
雄也「許可してくれなくていい。
ただの報告だから。
じゃーね。
お疲れ様です。」
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俺は言いたい事だけを言って、電話を切った。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2015年6月29日 7時
