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雄也をチラッ。と見ると…。
さっきまで顔に乗っていたおしぼりを畳んで、脇にあるテーブルにポイッ。と投げた。
そして、私の視線に気づく…。
そこで初めて…目があった…。///
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私が「心臓…動いてる…?」って聞くと…。
雄也は左手に持っていた心電図の機械のコードの先を、自分の胸にあてた。
すると、今まで「ピーーーーー。」ってなっていた機械が、雄也の心拍を表示…。
ピコピコ。動き出す。
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血圧…75/118
心拍数…68
…。
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「ね…?」
「生きてるでしょ…♪」
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って、どや顔の雄也…。
心電図の機械の先を…胸にあてたり、外したりして…悪びれず、ふざけていた…。
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私は…そこで、やっと。気持ちが追いついた…。
ふざける雄也を見て…。
ほっと…したんだと思う…。
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涙が…。
ポロ…ポロ…。
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そんな私を見て…。
雄也は私の手を握る。
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ベットに両手をつき…立ち尽くす私。
雄也は、私の左手をそっと握り…。
少し…引っ張る。
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おいで。って…言うみたいに…。
優しく…引っ張った。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2019年11月11日 13時