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台湾の台北にあるという…。








日本で言うところの…大学病院。







…。








雄也は、そこに一昨日から入院していると言われた。







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何を聞いても…。









「とりあえず、すぐ来れる…?」と言う有 岡さん。









私がいるホテル名を伝えると…。







「台北アリーナの近くじゃん。」








「タクシーですぐだよ。」と教えてくれた。







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A「有 岡さん。病院…?

一緒にいるんでしょ…?」








大ちゃん「いるよ。」








A「雄也…。って…。

その…。怪我なの…?

病気なの…?」









大ちゃん「後で説明するよ…。

病気。病気。

とりあえず、すぐ出れる…?」









A「…ウン。ウン。」








大ちゃん「なら…間に合うかな…。」








A「…?」









大ちゃん「とりあえず。待ってる。

すぐね。急いで…!!」








A「ウン…。」








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私を急かす…有 岡さん。









…雄也は、病気だと言っていた。








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…病気。









病気…。








病気…。







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何の病気なのかは教えてくれなかった。









とにかく、急げ。と…。








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そして…。








「なら…間に合うかな…。」って…。








…。








そのひとことが、頭から離れず。









あまり、よくないんだな…。と…。









バカな私でも…何となくわかった…。







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作者名:グラノラ | 作成日時:2019年11月11日 13時

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