4658 yuya ページ8
☆yuya said☆
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「…Aの匂い…?」
「しないだろ…?」
「…。w」
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別れて…ずいぶん経つ。
…別れて?
俺ら…別れたのか…?
…。
関係をﾊｯｷﾘさせてないから…わからない。
自然消滅…?
いい歳して…何。やってるんだろ…。
俺は…いまだにわからない。
どう…理解すればいいのか…。
わからない。
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けど…わかりたくもない…。
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…。
ゆーやは…。
ぐるっと部屋を一周。w
俺の元へ戻ってきて…近くで丸くなる。
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ｺｲﾂの世話…。
引き受けるんじゃなかった…。
…。
Aを思い出す…。
楽しかった事だけ…思い出す…。
…。
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海ﾃﾞｰﾄで白浜に行った事。
お揃いのｻﾝﾀﾞﾙをﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄすると…凄く喜んで…。
Aは、ずっと。ずっと。そのｻﾝﾀﾞﾙを大切にしていた…。
ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾗﾝﾄﾞに行った時は…。
お揃いの物をたくさん買って…。w
たくさん写真を撮って…待受にして…。
ｸﾘｽﾏｽの名古屋で、大雪に見舞われたり…。
あっ…ｺｲﾂが川に流されて、溺れかかったり…。
ｱｸｼﾃﾞﾝﾄも多かったな…。w
俺的には…岩盤浴でAにﾊﾞｯﾀﾘ会ったのも、ﾐﾗｸﾙだし…。
Aの誕生日に、雪のちらつく海で会ったのもﾐﾗｸﾙ。
それに…ｱﾒﾘｶへ行かず、ｶﾌｪで働くAを見つけたのも…。
運命だと思ってる。
…。
なのに、今回は…ﾐﾗｸﾙに遭遇しない。
Aの気配をどこにも感じない。
…。
ついに。運にも…見放されたか…。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2019年8月2日 6時
