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お寿司をご馳走になり…帰宅。
…最初は、どうしたらいいのかわからなかった空気も、最終的には和んでいたように思う。
けど…。
…。
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雄也の方から、タクちゃんの事を聞いてきたくせに…。
私は聞かれた事に答えただけなのに…。
雄也の機嫌がどんどん悪くなった。
何が癇に障ったのか知らないけど…。
帰りの車内は、途中から会話がなかった。
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お風呂に入り…自分の部屋へ…。
扇風機を回し…部屋の窓を開けた。
…。
雄也も実家に泊まるっぽかったけど…。
部屋にいるのかな…?
チラッ。と、雄也の部屋を見ると…電気はついていない。
部屋にいないか…寝ちゃったか…。
…何をしてるんだろう。
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…。///
今日。
私は…。
雄也と2年ぶりに再会し…。
雄也の香水に包まれて以降…気持ちが変。
…。///
ずっと。ドキドキしている…。
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雄也が隣にいる事に…違和感が無さすぎて…。
自然と…恋人同士だった頃のように振る舞ってしまいそうだった…。
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2年間。離れていたのが、ウソのように…。
2年間。何もなかったかのように…。
…気を抜くと、雄也のペースに巻き込まれそうで、怖かった。
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何なら…無意識に手繋ぎそうになる。
肩にもたれ…体を預けてしまいそうになる。
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強引にキスされれば、きっと。拒否できない。
セックスする流れになれば…受け入れてしまうと思う。
…そんな。感じだった。
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だから…。
そうならないために…目は合わせず…。
聞かれた事にだけ答えて…。
会話が弾まないように…。
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…。
再会は…思っていたよりも辛いものだった…。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2019年8月2日 6時