4027 yuya ページ27
☆yuya said☆
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たまる洗濯物。
空っぽの冷蔵庫。
Aがいなくて…荒れていく部屋。
同棲前に戻っただけなのに…凄く味気ない生活に感じた。
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…?
そー言えば…あの日。
Aが冷蔵庫に、無理矢理押し込んだスーパーの袋は…。
何だったんだろう…。
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あの日のまま放置してあったスーパーの袋を、冷蔵庫から引っ張り出すと…。
袋には、Aの勤め先のカフェの名前が…。
中身は…?
…!?
ケーキ…。
しかも、カビてる…。
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押し込まれたせいで、跡形もないケーキ…。
グチャグチャに潰れ…カビが生えていた。
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ケーキ…。
ケーキ…?
あの日は…何かの記念日か?
ケーキと言えば、記念日。
そんな…当たり前の思考しかない俺。
でも、4月上旬に…俺たちの記念日は存在しない。
…。
何だったのか…?
何でもない日に、ケーキを食べたっておかしくない。
でも、何かが引っ掛かり…モヤモヤしていた。
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「今度ね…カフェで新作ケーキ…出すの…。」
「私の案が通るかも…♪」
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…!?///
それだ!!///
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ずっと。頭から離れないモヤモヤ。
湯船でウトウトしながら…記憶を呼び起こす…。
そして、思い出してスッキリ…。
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多分。新作のケーキが完成して…。
俺に見せようと…持って帰ってきたんだ。
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…なのに。
俺ときたら…栞ちゃんとお医者さんごっこ…。w
もとい…診察中でした。
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あーぁ…ケーキ。
カビだらけで、食えーねーし…。
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どーしよ…。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2018年10月24日 7時