4003 yuya ページ3
☆yuya side☆
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栞ちゃん…。
薮くん…。
栞ちゃん…。
薮くん…。
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何とか…2人で会うきっかけだけでも作ってあげたい。
バッタリ。を装った感じでもいいし…。
ちゃんと。セッティングしてあげる感じでもいいし…。
どんなシチュエーションでもいいから…とにかく2人が顔を合わせれば、それでいい。
…名刺を薮くんに渡したって、絶対に電話をしないだろうし…。
俺がキューピットをするしかない。
…何か。変な使命感にかられる。w
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今。思えば…あの2人の別れ際は、可哀想過ぎた。
事務所があんなに非道だとは、正直。あの光景を見るまで知らなかった。
うちの事務所のタレントとその交際相手が公になった場合。
その交際相手が、うちの事務所に「消される。」って言うのは事実。
交際相手が一般人だろうと…タレントだろうとお構い無し。
タレントの場合は、活動ができなくなる程…業界に圧力をかける。
タレント生命をたたれた子は…芸能界を引退。
または、ほとぼりが冷めた頃に…改名して再活動。
でも、それで成功した人は見た事がない。
それに…ネットに吊し上げられる事も少なくないから…。
こうなった以上、消えるしかないのが現状。
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一概に、タレントと言っても…大物であれば認められるケースもある。
または、納得がいかない場合は、うちの事務所のタレントの方が脱退したり…。
ケースは色々。
薮くんの場合は、一般人だったから…栞ちゃんが消され、行方不明。
これが、どれだけ辛いか…俺は身をもって感じたから知っている。
Aを消されそうになった過去があるから…。
俺には、薮くんの気持ちがわかる。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2018年10月24日 7時