4018 yabu ページ18
☆yabu said☆
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ｻﾝﾀﾞﾙに薄着で出ていく…高木。
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「姫。…どこ行ったの?」って、栞に話しかけると…。
「姫。って…?」って…俺を見る。
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栞は後ろに尻餅をつき…ﾊﾟﾝﾂが丸見え。w
放心状態で…反応がよくない。
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「ﾊﾟﾝﾂ…見えてるよ。w」って、手を差し出すと…。
「…ｳﾝ。」って、俺の手につかまり…立ち上がった。
…。w
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しばし続く沈黙…。
５年か…６年ぶりに再会し…。
お互い…会話に困った。
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薮くん「…元気か?」
栞ちゃん「…ｳﾝ。」
薮くん「…。」
栞ちゃん「…。」
薮くん「…。」
栞ちゃん「薮…くん…は?」
薮くん「俺は…普通。
…元気だよ。」
栞ちゃん「…。」
薮くん「…。」
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…あの時の事を、ひとこと謝りたい。
そんな気持ちを、俺はいまだに持ち続けている。
栞との別れ際に関しては…後悔しかなくて…。
あの時の栞の泣き叫ぶ顔をは、今でも夢に出てくる。
そのせいで…俺はろくな恋愛ができないまま。
歳だけを重ね…今日に至る。
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ただ。いざ。栞を目の前にすると…。
自分勝手に謝れない俺がいた。
…栞が置かれている状況を知らずに、俺だけが謝るのは違う気がした。
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理屈っぽい脳ﾐｿ。
こんな時くらい…柔軟にならないもんか…。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2018年10月24日 7時
