3999 yuya ページ49
☆yuya side☆
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それから、２〜３日経ったある日。
道端で偶然。
薮くんの元ｶﾉに会った。
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昔。ｽｹﾞｰ前に、薮くんが付き合ってた人。
ﾃﾞﾋﾞｭｰして…どんくらいの頃だったか…。
事務所にﾊﾞﾚて…薮くんとその子は別れさせられた。
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その当時、薮くんは何かとその子を連れて歩き…。
ﾊﾞﾚるのなんて時間の問題だった。
彼女は成人してたけど、学生で…。
確か、その時は医学生だったような…気がする。
いっつも…薮くんのそばで楽しそうにしてて…。
その子と一緒にいる薮くんも、ﾆｺﾆｺしてて…。
お似合いだなと…みんなが口を揃えて言う程だった。
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ちょっと。調子に乗っていたのかもしれない。
人目を気にせず…その子を連れて歩き…。
「別にいいっしょ。彼女くらいいたって。」なんて、俺も含めみんな勘違いしている時期があった。
…売り出し中の大事な時期という事もあり…。
まぁ…結局は、別れさせられ…。
その後の彼女の消息は不明。
別れさせられた。と言うより、彼女が薮くんの前から消えた感じ…。
酷く落ち込む薮くんには、声をかける事すら躊躇する程だった。
あれから、薮くんに女の影はない。
俺は、勝手に今でも薮くんはこの子の事が好きなんじゃないかと…思っている。
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そんな彼女が、今。俺の目の前にいて…。
「高木くん?」って、声をかけてきた。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2018年10月7日 22時
