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お風呂から上がり、
勝手に借りたＴシャツに着替える。
まだ帰って来ないや……
すぐ帰ってくるって言ったのに。
電話してやりたい気分だけど、
電話番号さえ知らない。
髪を乾かし、ソファに座る。
遅いよー……
*
その時、
静まり返る部屋に外から声が聞こえた。
夜中なのに、なんかすごくにぎやか。
声は近づいてくる。
ん？ うち？
いのさんちの玄関が勝手に開いた。
？ 「いのちゃーん！ 入るよー？」
伊野尾 「いいよー。」
？ 「いのちゃん！ 誰かいるの？
女物のサンダルあるよー。」
伊野尾 「いるって言ったじゃん。」
玄関で複数の人の声がする。
出て行こうか…… どうしよう……
伊野尾 「いるけど、寝てるかもしれない
からね。静かにして。もう夜中だよー。」
って叫ぶいのさんの声が一番響いてる……
ｗ
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2014年7月25日 19時
