ろ く ページ6
*
私の記憶では、もっと小さくて
フニフニしてたはずなのに。
…望って、こんなに大きかった?
顔は、胸のあたりに
ちょうどぴったりと収まって
背中に回された腕や手は
ゴツゴツしてて、筋肉質で。
…そっか、望も、もう高校三年生だ。
望「さっき、流星さんから電話来てん。」
:
:
流星とのデートの日。
朝から張り切って準備してたら
珍しく望から電話がかかってきた。
(望「あかん、しんどい…」)
高熱で魘されてることは
すぐにわかった。
望の両親は共働きで
二人同時に夜勤も珍しくはない。
だから、行かないと。
そう思って、流星に電話した。
(流「、そっか。望の世話、頼むな。」)
私は、目の前のことしか
見えてなかった。
ただただ望が心配で。
流星の気持ちなんて
少しも考えてなかった。
:
:
望「Aのことよろしくな。って。」
「、そっか。」
望「流星さん、まだ好きやねんで。」
「…え?」
望「ほんまにAちゃん大好きやもん。」
わからない、と言ったのは
流星の方が先だった。
その、"わからない"の意味は?
聞くことなく、勝手に
私から別れを告げるなんて。
「、私最低や…」
望「…うん」
「流星に謝らんと、」
望の腕の中から出ようと試みる。
すると、それまで以上に
ギュッと腕に力を入れられた。
望「もうひとつだけ、このまま聞いて?」
*
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あみ - 感動しました!泣いてしまいました。← (2014年3月23日 2時) (携帯から) (レス) id: dfaa384b82 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬いろは(プロフ) - ゜・.☆はっちゅん☆.・゜さん» いつもありがとうございますm(_ _)m この小説の流星さん人気ですね(笑) ツインの威力は半端ないですよね! (2013年11月5日 22時) (レス) id: 49d158019f (このIDを非表示/違反報告)
゜・.☆はっちゅん☆.・゜(プロフ) - またまたコメさせてもらいます♪ りゅーせい、かっこよすぎます~/// ぜひ、この二人から奪い合いしてほしいもんやわぁ~笑 (2013年11月4日 9時) (レス) id: d392b2f0f7 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬いろは(プロフ) - ぱふゅぱふゅさん» 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m 流星さんには、大役を任せてみました(笑) これからもよろしくどうぞ! (2013年10月29日 2時) (レス) id: 49d158019f (このIDを非表示/違反報告)
ぱふゅぱふゅ(プロフ) - うぅー…(泣)これ、すごい切ないですねぇ。流星良い奴すぎますよー。これからも頑張ってください! (2013年10月28日 22時) (レス) id: 70a86435dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬いろは | 作成日時:2013年10月24日 14時