さ ん ページ3
*
「…ごめん。入らんといて。」
ベッドに蹲りながらそう言うと
幾つか間があって、望は返事をした。
望「うん。わかった。」
:
:
流星は、人気者だった。
そりゃあサッカー部で
エースナンバーを背負ってて
カッコよかったから。
それとは対象的に、文系で
あんまり目立たない私。
だから、付き合い始めると
瞬く間に噂は広がった。
それと同時に、刺さるような視線。
物が無くなったりもした。
もちろん、そんなこと
流星に言えるわけもなく…
相談したのは望だった。
望「…なんで、俺に言うん?」
わからなかった。
別に相談しなくてよかったはず。
だけど何故か、望にだけは
言わないといけないと思った。
そのあと、結局流星にもバレて。
流「俺が、Aのこと好きやねん。」
みんなの前でそう言った。
本当に、カッコよくて
自慢の彼氏だ、って思った。
:
:
望「…じゃあさ、そのまま聞いて。」
望は小さな声でそう呟いた。
きっと、扉に背を預けて
俯いて立ってるんだ。
…なんとなく、そう思う。
*
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あみ - 感動しました!泣いてしまいました。← (2014年3月23日 2時) (携帯から) (レス) id: dfaa384b82 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬いろは(プロフ) - ゜・.☆はっちゅん☆.・゜さん» いつもありがとうございますm(_ _)m この小説の流星さん人気ですね(笑) ツインの威力は半端ないですよね! (2013年11月5日 22時) (レス) id: 49d158019f (このIDを非表示/違反報告)
゜・.☆はっちゅん☆.・゜(プロフ) - またまたコメさせてもらいます♪ りゅーせい、かっこよすぎます~/// ぜひ、この二人から奪い合いしてほしいもんやわぁ~笑 (2013年11月4日 9時) (レス) id: d392b2f0f7 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬いろは(プロフ) - ぱふゅぱふゅさん» 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m 流星さんには、大役を任せてみました(笑) これからもよろしくどうぞ! (2013年10月29日 2時) (レス) id: 49d158019f (このIDを非表示/違反報告)
ぱふゅぱふゅ(プロフ) - うぅー…(泣)これ、すごい切ないですねぇ。流星良い奴すぎますよー。これからも頑張ってください! (2013年10月28日 22時) (レス) id: 70a86435dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬いろは | 作成日時:2013年10月24日 14時