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*
別れを告げたのは私の方。
それなのに、辛くて、苦しくて。
流星の家をあとにしてすぐ
涙が溢れてきた。
きっと化粧はぐちゃぐちゃで
酷い顔をしていると思う。
望「あっ、Aちゃん!」
声がして、顔をあげると
家の前に望が居た。
部活帰りなのか、ジャージ姿で。
…また、流星を思い出した。
望「、え…泣いてるん?」
そう言って私の顔を
のぞき込もうとするから
思いっきり顔を逸らして
自分の家に駆け込んだ。
:
:
告白してきたのは、流星の方だ。
流「、好きやねんけど。」
照れたようにはにかみながら
ボソッと小さな声で。
告白されたのは初めてで
すごく嬉しかったのを覚えてる。
一番最初に報告したのは、望だった。
望「、そっか。おめでとう!」
ニコニコしながら祝福してくれた。
でも、そのあとから望は
私の家に遊びに来なくなった。
それがなんだか寂しくて
結局私が望の家に行ったんだっけ。
「なんで遊びに来ぉへんの?」
そう言うと望は苦笑いして
黙ったまま俯いてた。
…そうだ、あの、流星みたいに。
:
:
部屋の扉がノックされて
控えめな声が聞こえた。
望「Aちゃん、入ってもええ?」
望は、私の部屋に入るとき
絶対にそう聞いてくる。
勝手に入ってきてたのは流星で…
また思い出して、胸がギュッとした。
*
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あみ - 感動しました!泣いてしまいました。← (2014年3月23日 2時) (携帯から) (レス) id: dfaa384b82 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬いろは(プロフ) - ゜・.☆はっちゅん☆.・゜さん» いつもありがとうございますm(_ _)m この小説の流星さん人気ですね(笑) ツインの威力は半端ないですよね! (2013年11月5日 22時) (レス) id: 49d158019f (このIDを非表示/違反報告)
゜・.☆はっちゅん☆.・゜(プロフ) - またまたコメさせてもらいます♪ りゅーせい、かっこよすぎます~/// ぜひ、この二人から奪い合いしてほしいもんやわぁ~笑 (2013年11月4日 9時) (レス) id: d392b2f0f7 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬いろは(プロフ) - ぱふゅぱふゅさん» 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m 流星さんには、大役を任せてみました(笑) これからもよろしくどうぞ! (2013年10月29日 2時) (レス) id: 49d158019f (このIDを非表示/違反報告)
ぱふゅぱふゅ(プロフ) - うぅー…(泣)これ、すごい切ないですねぇ。流星良い奴すぎますよー。これからも頑張ってください! (2013年10月28日 22時) (レス) id: 70a86435dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬いろは | 作成日時:2013年10月24日 14時