4話 ページ28
｢わぁ！ 智君、ここウニのピザがあるんだって！ 高そうだけど美味しそうだね。智君、ウニ食べたいってこの前言ってたもんね!?｣
やったねぇって急いで報告したら、運転しながら智君はフニャッと笑って言った。
｢マジでぇ。美味そう〜｣
｢頼むなら私も頂戴｣
｢みんなで分けて食うかぁ｣
｢やったぁ！｣
私は櫻井さんを振り返った。
｢櫻井さん、ウニは食べられますか？｣
櫻井さんは凄くニコニコ笑って言った。
｢魚貝は大好物だよ｣
｢じゃあ、決まりね？ 他は･････あ、智君、今からメニュー言うから、響いたら返事してね｣
｢おぅ。あ、クリームソースのがあったらそれがいい｣
｢うん｣
ワクワクしながらメニューを読み上げていたら、櫻井さんの方からクスクスと笑い声が聞こえてきた。
多分私のことを笑ってるんだ。べらべら喋ったから。
私は恥ずかしくなって膝を揃え直した。
｢･･････ごめんなさい、はしゃぎ過ぎちゃってました？｣
恐る恐る言ったら、櫻井さんはニコニコ顔で首を横に振った。
｢ううん。Aちゃんが楽しそうだから、見てて幸せになってきてつい笑っちゃったの。ごめんね？ お店、気に入って貰えたみたい？｣
｢はい、とっても｣
｢早速メニュー決めちゃうくらい？｣
｢あ、これは･････。･･････食事のあとで用事があるみたいだから、先にメニューを決めておいた方が時短になるかなって｣
目を見開いた櫻井さん。
「あ、でも、美味しそうなのももちろんあって！」
せっかち過ぎたかと反省しかけたら、櫻井さんは運転席の方へ身を乗り出して来ると、勢い込んで言った。
｢大野さん！ やっぱAちゃんって、目茶苦茶俺の好みなんだけど、俺に譲ってくれない!?｣
えっ!?
驚く私の隣で、智君は笑ってるけど即座に返した。
｢ダメ｣
あ、キュンとしちゃった。
･････嬉しい。
｢やっぱダメかぁ｣
櫻井さん、言いながらそこまで落ち込んでいないから、やっぱり冗談だったんですよね？ どっちかって言ったら、智君をからかいたかっただけの様子？
｢時短を意識する、英語が喋れて賢くて、おまけに可愛い18歳の奥さんを獲得してるって、やっぱり大野さんって最強だなぁ！｣
櫻井さんはひたすら感心している。
どうやら私の時短作戦がヒットしたようだった。
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ao(プロフ) - のりさん» のり様こんにちはー。今日までおつきあい下さいましてありがとうございました。いよいよ最終回をアップさせました。最後まで仲のいい二人。幸せな様子を御覧下さいませ〜。 (2020年8月18日 13時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私も終わるのは寂しいですが、この二人はもう揺るぎない愛を手に入れて、何があっても大丈夫だなと太鼓判を押せたから終わりを迎えたと思っていただければ。最終回アップさせましたのでお待ちいたしております。 (2020年8月18日 13時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 智恵里さん» 智恵里様こんにちは！最終回アップさせましたよ。男前な智君が最後まで御覧いただけると思います。是非遊びに来て下さいね〜。イチャイチャしてます(笑)。 (2020年8月18日 13時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - 次回最終回なんですね( ；∀；)幸せな2人をもっともっと見ていたいです。寂しいけど楽しみにしています(^^) (2020年8月16日 18時) (レス) id: ad0691ba18 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 最終回…寂しいけど楽しみです でもやっぱり寂しいなぁ。 (2020年8月16日 16時) (レス) id: f23aca24b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2020年7月6日 16時
