3話 ページ43
前から山内さんの笑い声が聞こえてきた。
｢フフフフ。仲がいいわね、雅紀君とAちゃん。昔から一緒にいるみたいね。幼なじみのカップルみたい｣
翔さんが余裕そうに腕を組んで言った。
｢例えて言うなら二人は小学6年生くらいのカップルかな。二人とも大人になっても仲良くね。道は別々だろうけど｣
雅紀君が吠えた。
｢翔ちゃん！ 羨ましいからって別れさせるなよな！｣
｢雅紀、学生時代の恋って、そういうものだよ？ その分思い出はキラキラしてるってものだ｣
｢あー、なるほどね、翔ちゃんと山内さんの恋みたいにね？ その恋はきっと、ギッラギラだったんだろうねぇ？｣
際どい感想にぎょっとした私。
でも、翔さんは目を見開いたけど、すぐに勢いよく返してた。
｢そこに今触れる!? ああ、そうですよ、そうですよ。ギッラギラだったわ！｣
それを聞いた山内さんは吹き出した。
｢翔君たら突き抜けてるわね｣
｢空気読まない弟を持つとこうならざるを得ないわけ。里沙も文句言っていいんだよ？ 大事な思い出に踏み込んで来るなって｣
｢あら、そんなに大事にしてくれてるの？｣
｢そっちは違うわけ!?｣
｢さぁどうでしょう｣
｢ひでぇ！｣
翔さんと山内さんの掛け合い。
それを雅紀君は満足そうに見ていた。
･････もしかして雅紀君、今のは場を和ませようとして言ったの？
雅紀君は私に顔を近づけて言った。
｢二人が笑顔でいられて嬉しいね。･････いい恋だったんだね｣
雅紀君･････。
私は雅紀君の優しさにジンとしながら頷いた。
｢本当に｣
｢今日、楽しもうね。･･････離れてた一週間はやっぱり長かったよ。Aちゃん不足を補わさせて貰っていい？｣
どうやって補うんだろうと思ったけど、頷いて言った。
｢一緒に遊ぼう？｣
｢うん！｣
間もなく私達はホテルに到着した。
智さん達が来るにはまだ時間があるから、私達はホテルのレストランで食事をすることになった。
翔さんが予約してくれていたのはスカイラウンジのイタリアンレストラン。
ホテルで食べると聞いた瞬間は、私はマナーなんてわからないからとても緊張したんだけど、連れてきて貰ったのがイタリアンで、それならさほど気にしなくていいから助かった。
多分、翔さんはそんなところも加味して決めてくれたんじゃないかな？
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ao(プロフ) - mikimiki2911さん» mikimiki2911様おはようございます〜！私もお気に入りも回になりました！翔さん素敵です。告白の今回が、私の中の翔さんが一番うまく表現出来た回でした。大人でカッコいい。これからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月8日 8時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - あさこさん» あさこ様おはようございます〜！移行先、是非是非遊びに来て下さいね。智さん腹筋！果たしてどうなっていますやら！ご期待下さいませ！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 弥生さん» 弥生様おはようございます。お気持ちわかります。ちょうどDVDやCDを発売日にゲットした時がそうです。まぁ、私の場合、1時間も我慢出来ませんが(笑)。移行先でお待ちいたしております！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» 今日はお休みですか？お仕事ですか？移行しましたよ。出勤前に間に合ってたらいいんだけどなー。楽しんで下さいね！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様おはようございます。喜んで貰えてよかったです。体力がないので買い物にはリュックが欠かせない私。お米買いましたよー。 (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2020年1月29日 14時
