2話 ページ42
｢･････翔さんの頬の傷、あれ治ると思う？｣
｢それみんなに聞いてるね｣
｢だって心配で。･･････傷が残ったら責任とらなきゃ｣
驚いた雅紀君は私の膝の上の手を強く握って言った。
｢ダメダメ！ 何言ってんの！ 傷は男の勲章だよ!? 気にしないでいいの！ 責任取って結婚とか、そんなのドラマの中でしかないよ!? ダメダメ！｣
今度は反対に私が驚いた。
｢誰も結婚するなんて言ってないけど！｣
｢責任とるっていったら結婚でしょ!? 他にどうやって責任とるのさ｣
｢美容整形の代金を稼いで渡すとか｣
｢そっちぃ!? 脅かさないでよ、もう！｣
｢雅紀君が勝手に結婚って盛り上がったんでしょ！｣
｢Aちゃんのいけず｣
｢雅紀君の慌てん坊｣
雅紀君が頬を膨らませたから私も膨らませた。
でもすぐに笑った雅紀君に両手で頬を挟まれて、私の方も空気が抜けちゃった。
｢アハハ、ペチャンコ。Aちゃんのほっぺ柔らかいね｣
こねくり回されて、その胸を押し返した。
｢遊ばないでよ｣
｢ごめん、可愛くて｣
まったく、もう。
助手席から翔さんが言った。
｢いちゃつくの禁止でーす｣
すると雅紀君が笑って言った。
｢翔ちゃんてば羨ましいんでしょ？ Aちゃんが生意気言うのは俺にだけだもんねー｣
｢小学生みたいで微笑ましいだけだっつうの｣
｢大人ぶっちゃってさ｣
雅紀君は私を振り返った。
｢Aちゃん、俺が持ってきた浮輪、貸してあげるからね。小学生同士一緒に遊ぼうね？｣
｢う、うん。･･････でも小学生は若すぎない？ 出来たら高校生くらいにならないかな？｣
｢えっ、高校生はだめだよ。一気に健全じゃなくなっちゃうもん。始まっちゃう、始まっちゃう｣
私は頬を赤くした。
｢何が始まるのよ！｣
｢何ってぇ〜。そんなこと言えないよぉ。Aちゃんてば相変わらず鬼なんだからぁ｣
｢雅紀君！｣
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ao(プロフ) - mikimiki2911さん» mikimiki2911様おはようございます〜！私もお気に入りも回になりました！翔さん素敵です。告白の今回が、私の中の翔さんが一番うまく表現出来た回でした。大人でカッコいい。これからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月8日 8時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - あさこさん» あさこ様おはようございます〜！移行先、是非是非遊びに来て下さいね。智さん腹筋！果たしてどうなっていますやら！ご期待下さいませ！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 弥生さん» 弥生様おはようございます。お気持ちわかります。ちょうどDVDやCDを発売日にゲットした時がそうです。まぁ、私の場合、1時間も我慢出来ませんが(笑)。移行先でお待ちいたしております！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» 今日はお休みですか？お仕事ですか？移行しましたよ。出勤前に間に合ってたらいいんだけどなー。楽しんで下さいね！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様おはようございます。喜んで貰えてよかったです。体力がないので買い物にはリュックが欠かせない私。お米買いましたよー。 (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2020年1月29日 14時
