2話 ページ2
自分の部屋に戻って、携帯電話の充電をしておこうと取り出したら、岳からの着信履歴が残っていてドキッとした。
岳の部屋を飛び出して以来、なんの連絡もとらずに今日まで来ていた。
なんの用事だろう･･････。
かけ直そうかと思ったけど、どんな内容になるのか分からず、怖くて躊躇った。
でも、携帯を置いた瞬間、電話がかかってきた。
岳だった。
どうしよう･･･････。
迷ったけど、サークルの部長の言葉を思い出して、通話のボタンを押した。
ずっと、好きでいてくれたって。
その気持ちが本当なら･･･････。
｢もしもし？ 岳？ どうしたの･･････？｣
私は出掛ける用意をして一階に降りた。
まだバスルームにいる翔さんに、ドア越しに声をかけた。
｢翔さん、ちょっと出てきますね｣
すると翔さんはもうシャワーは終えていたらしく、身体を拭いているのかすぐそこで声が聞こえてきた。
｢出掛けるのー？｣
｢はい。午後のバイトの時間までには戻ってきます｣
｢昼飯も外？｣
｢あ･････多分、そうなると思います｣
岳からの電話は、今から会って話したいという内容だった。
謝りたいって。
｢なんだ、俺の特製卵炒めご馳走しようと思ってたのに。スパム手に入れてさ｣
｢･････あー。残念ですけど、また今度お願いします｣
頭を下げて玄関に向かいかけ、ふと思い出した。
･･････そうだった。
潤君や雅紀君達から、今度岳と会う時は、一人では絶対行くなって言われていたのを思い出したの。
電話の向こうの岳は、口数が少なくて殊勝な感じがしたし、昼間だし、外で会うし、謝罪だって言うし、何もないと思うんだけど･･････。
私は一応、声だけかけておこうと再びバスルームのドアの前に立った。
｢翔さん？｣
｢なにー？｣
｢･･･････あの、今から人に会ってきます｣
｢うん？｣
｢岳･････付き合ってた人と｣
｢･････････｣
一瞬の間の後、バーン！と勢いよく扉が開いた。
｢いや、それは行っちゃ駄目でしょ!?｣
目を剥いて驚いている翔さんだけど、私の方がもっと驚いた。
だって！
翔さん裸なんだもん！
｢ひっ！｣
｢おあっ｣
私達はそれぞれ固まった。
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ao(プロフ) - mikimiki2911さん» mikimiki2911様おはようございます〜！私もお気に入りも回になりました！翔さん素敵です。告白の今回が、私の中の翔さんが一番うまく表現出来た回でした。大人でカッコいい。これからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月8日 8時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - あさこさん» あさこ様おはようございます〜！移行先、是非是非遊びに来て下さいね。智さん腹筋！果たしてどうなっていますやら！ご期待下さいませ！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 弥生さん» 弥生様おはようございます。お気持ちわかります。ちょうどDVDやCDを発売日にゲットした時がそうです。まぁ、私の場合、1時間も我慢出来ませんが(笑)。移行先でお待ちいたしております！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» 今日はお休みですか？お仕事ですか？移行しましたよ。出勤前に間に合ってたらいいんだけどなー。楽しんで下さいね！ (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様おはようございます。喜んで貰えてよかったです。体力がないので買い物にはリュックが欠かせない私。お米買いましたよー。 (2020年2月8日 8時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2020年1月29日 14時
