3話 ページ32
早速私は訴えた。
｢ニャー！ニャー！｣
｢え？ なに？｣
｢ニャー！｣
｢･･････腹減ったの？｣
･････だめだ、伝わらない。
智君はＴシャツとスカートを出した後、一拍置いて、ブラジャーをつまんでひらりと目の高さに持ち上げた。
紫のブラジャーをじっと見てる智君。
いつかお姉さんが持って来てくれたブラジャーだ。
実は、私はそれはあまり使ってない。だってセクシー過ぎるから。･･････ほとんど布部分が透けてるの。
智君はため息をついた。
貸すにはセクシー過ぎるなって思ってるの？
私も、そんなのを毎日つけてるイケイケの彼女だとは思われたくないから、出来ればそれは渡さないで欲しいけど、怜香さんはびしょ濡れだったしなぁ。･･････きっと下着もびしょびしょだよ？ せっかくお風呂に入ったのに、替えなきゃ風邪を引いちゃう。
私は比較的大人しい水色のレースを口にくわえて、引っ張り出して智君に見せた。
｢ニャー｣
これならまだマシじゃない？
でも智君はちらりと見たけどやっぱり思案顔のままだった。
仕方なくいろいろ他にも出してみたんだけど、どれも智君は気に入らないみたい。
いつの間にか智君の周りが色とりどりの、しかもセクシーな色柄の下着で溢れ返っていた。
･･････私がやったんだし、笑っちゃいけないけど変態みたいだ。
ややして、智君は溜息を吐くと、ようやく口を開いた。
｢･････合わねぇだろうなぁ｣
ぽつりと呟いた言葉に耳をそばだてた。
合わない？
･･････そりゃどれも派手だけど、その発言はどうかと思うよ。
･････私の嫉妬の虫が出て来ちゃうでしょ。
俺はあいつがどんな下着を好んで着てるか知ってるぜ？ みたいな発言は、傷つくんですけど。
･･･････でも、どうやら私が思ったのとは意味が違ったみたい。
｢このサイズ合わねぇよなぁ｣
サイズ!?
｢あいつにゃでっけぇよ｣
私は言葉をつまらせ、目を白黒させた。
合わないっていうのは、さ、サイズの問題だったの!?
･･････でもそれはそれで複雑なんですけど。
だって今、智君たら怜香さんの胸を思い出したんでしょ？
二人がそういうことをしていたとか、考えたくないのに･･････。
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます！ (2019年10月8日 14時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?･･･囲まれてみたい･･･。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高！しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました！ (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月30日 8時
