2話 ページ11
智君と二人でメニューを覗き込んで、どれがいいかを話していたら、ふと視線を感じて顔を上げた。
すると、みんながニヤニヤしながらこっちを見ていて、急に恥ずかしくなった。
冷やかす気満々の顔だ。
口火を切ったのは相葉君だった。
｢二人お似合いだよね。なんかもう、感無量だよ。末永くお幸せに！って感じ。スイーツ頼むんならウエディングケーキ頼んじゃったら？ そうしなよ！｣
大人の余裕で撃退しようと意気込んでいたのに、素直な相葉君の言葉はどれもストレートで、そこには悪意の欠片も見当たらなくて、すぐに反論出来なかった。
ウエディングケーキって･･･。
でも、末永くって言ったけど、夏休みの間だけだよね？相葉君はあの時聞いてなかったの？ それともノリで言ってるだけ？
松本君が頬杖をついて微笑みながら言った。
｢あれじゃない？ お似合いなのは、やっぱり部屋に行くようになって、身体が馴染み出したってことじゃない？｣
ギョッとした。
｢な、な、何を言い出すのっ。馴染むって何!?｣
誤解だとあわてふためいて、周りの視線を気にしてうろたえていたら、松本君はニヤリと笑った。
｢部屋の空気に馴染むってことだよ？ 変な意味じゃないし。どうしてそんなに焦ってるの？ ･･････身に覚えがあるとか？｣
私は白旗を上げたくなった。
･･････この子達に勝てる気が微塵もしない･･････。
櫻井君が頭を下げた。
｢すみません、みんな嬉しくて調子に乗っちゃって。二人が仲良くやれてるみたいだから紹介した甲斐があったなって感無量なんですよ｣
すると智君が首を傾げた。
｢おいら紹介されたの？｣
紹介･････だったっけ？
櫻井君に友達になってやって欲しいと頼まれはしたけど、最初の出会いは紹介じゃなかったような。海の家で助けてくれたのが最初で、仲良くなるきっかけだった。
でも智君は嬉しそうに笑った。
｢んじゃあ、御礼言わねぇと。･･････ね？｣
首をコテンと倒してこっちを見つめてきたら、その可愛さに頷くしかなくて。
｢みんなあんがと｣
智君の素直な御礼に続いて、私も、若干の違和感を感じながらも御礼を言った。
｢えっと、ありがとう･･････｣
二宮君が大きめの声で言った。
｢はい、御礼言ったね!? じゃあここの支払いは二人持ちで決定〜！｣
智君が目をむいた。
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ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» peru様いらっしゃいませ！ やばばいですよ、まったく。意気消沈しまくりです。でも相変わらず二人はラブラブですので今後にご期待くださいませ。ブレイブ堪能しましたよ！ありがとうございました。 (2019年9月14日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - やーばばばいです！そんな大事な日に、なんで月一の女の子の日なの〜(汗)Brave、堪能してください！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - しまかわさん» しまかわ様こんにちは。今日いよいよゲットできるので楽しみです！最終回まで、ほぼノンストップでお届けできるかと思うので、お楽しみに。いつもありがとうございます！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ツンツン期、最高ですよね？大好物です！たまに昼くらいに更新する時あるので覗いてやって下さい。ちなみに夕方更新はほとんどないです。大人な内容の時は夜に更新しようかと迷うときもありますが（笑）。 (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは！思わず私もお話読み返しちゃいましたよ。嬉しい言葉をありがとうございます！ニノかっこいいですもんね！いつかまたニノのお話も書ければいいなぁって思います。ありがとうございました。また頑張ってお話作れそうです！ (2019年9月13日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月25日 1時
