3話 ページ40
松本君が言った。
｢あいつさ、イケメンだったら誰でもいいんだよ。俺らみんな声かけられ済み。中でもあいつ、友達の元カレが１番のお気に入りだから｣
智君のこと？
私は嘆息した。
複雑なんだね･･････。でもそれで全部に合点がいった。どうして睨まれてるのかもわかったよ。
でも、イケメンだったら誰でもいいっていう、そこは許してあげて欲しいな。
私はみんなに言った。
｢みんなのレベルが高すぎるんだよ。みんな一人一人圧倒的にカッコイイから、一人になんて絞れないだけ。だから誰でもいいわけじゃないと思うよ。このメンバーの作るファミリー感も好きなんじゃない？ そこへ入りたいと憧れるのは自然なことだと思うけどなぁ｣
｢ひっろ｣
二宮君が吐き捨てるようにして言った。
｢心広すぎんでしょ!? 俺があんただったら、んな目で見んなって早々に蹴飛ばしてるけど｣
｢･･････広くはないよ？｣
今だって、智君と瑠名ちゃんのことが気になって仕方ないし。
｢あ、車で迎えに行ってあげようかな｣
思いついて車の方に視線をやったら、二宮君に引き止められた。
｢そんなことして、夕暮れの波打際でチューでもしてる姿見つけちゃったらどうするつもり？｣
思わず言葉につまったら、ニヤつくみんな。
途端にまた振り出しに戻って、再び私に触りながら口々に驚かすようなことばっかり言い出すから思わず唇が尖ってしまった。
｢あらあら。チューして欲しいって？｣
二宮君の白い指が私の唇を挟んだ。
｢わぁ、俺も挟みたい！｣
何を言い出すの相葉君！
櫻井君がみんなを落ち着かせるように言った。
｢まぁまぁ。この際さ、もしも姉さんが一人寂しいことになったら、俺ら四人で姉さんのこと面倒見るってのはどう？ みんな姉さんのこと気に入ってるから喜んで優しくするよ？ 若いから、そりゃあいろいろ凄いし？｣
いろいろって何？
なんか疲れてきた。
もう触られるのを払う気力もなくなってきたよ。
みんな私より背が高いから壁みたいになってて前が見えないし。
溜息を着いた時、こらーっ！って元気な智君の声が聞こえて来た。
息切れが聞こえてきたと思ったら、二宮君の肩を掴む手が見えて、智君の姿が現れた。
｢触んなっ！ 誰が触っていいって言ったよ！｣
蹴散らすように割って入って、みんなから見えないように私を背後に隠した。
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ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» peru様いらっしゃいませ！ やばばいですよ、まったく。意気消沈しまくりです。でも相変わらず二人はラブラブですので今後にご期待くださいませ。ブレイブ堪能しましたよ！ありがとうございました。 (2019年9月14日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - やーばばばいです！そんな大事な日に、なんで月一の女の子の日なの〜(汗)Brave、堪能してください！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - しまかわさん» しまかわ様こんにちは。今日いよいよゲットできるので楽しみです！最終回まで、ほぼノンストップでお届けできるかと思うので、お楽しみに。いつもありがとうございます！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ツンツン期、最高ですよね？大好物です！たまに昼くらいに更新する時あるので覗いてやって下さい。ちなみに夕方更新はほとんどないです。大人な内容の時は夜に更新しようかと迷うときもありますが（笑）。 (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは！思わず私もお話読み返しちゃいましたよ。嬉しい言葉をありがとうございます！ニノかっこいいですもんね！いつかまたニノのお話も書ければいいなぁって思います。ありがとうございました。また頑張ってお話作れそうです！ (2019年9月13日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月25日 1時
