4話 ページ23
｢彼氏じゃなくて、友達の智君。こちら高校の同級生だった雪江です｣
雪江は腕を組んで智君を上から下まで眺めると、フフンと鼻で笑った。
｢色気のある子ね。でも、ちょっと得体が知れない感じ？ ･･････もっと言いたいことはあるけど、Aがいい顔して喋ってるから目をつぶってあげる。Aに優しくしてあげてね｣
｢雪江？ 智君って凄く優しいよ？｣
｢そういう種類の優しさの話じゃないのよ。････この手合いのやることを理解して許せるようになるには人生修業が必要よ。求めるよりも求めさせないと駄目ね。こっちが求めても彼は逃げるだけだから。私はそういうところを優しくしてやって欲しいって頼んだのよ｣
二宮君が感心して呟いた。
｢すげぇ、占い師みてぇじゃん！料金高額で、払わないと身ぐるみ剥がされて裸で追い出されそうな占い師｣
雪江のキツイ言いように、智君を心配してそちらを見たけど、意外とダメージはなかったようで、いつも通りフニャフニャと笑っていたからほっとした。
ああ、でもそれより！
｢智君、あの女の子達は？｣
｢へ？ あぁ、うん。あいつら･････｣
智君が言いかけたのに、すかさず櫻井君が前に出て来て、まるで智君の説明をさえぎるように言った。
｢同じ高校の生徒。早苗と瑠名｣
早苗ちゃんと瑠名ちゃん･･････。
二人は相変わらず、じーっとこっちを見ている。
凄い圧力で、思わず後ろに下がってしまいそうになるほど。
いったいどうしてそんな目で見てくるのか気になったけど、とりあえず水着に着替えるためにその場を離れた。
雪江が歩きながら吹き出して言った。
｢青春ねぇ。私には今更出来ないわ。A頑張りなさいよ。負けてる場合じゃないから｣
｢それ、あの女の子たちのこと言ってるの？｣
｢それも引っくるめてね｣
雪江は綺麗なウインクを一つ投げて寄越した。
水着に着替えてパラソルの近くまで戻ってきたところで、早苗ちゃんと瑠名ちゃんの二人が現れ、立ちはだかるように前に立つと、早苗ちゃんが怒ったように言った。
｢この子、大ちゃんの彼女だった子だから｣
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ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» peru様いらっしゃいませ！ やばばいですよ、まったく。意気消沈しまくりです。でも相変わらず二人はラブラブですので今後にご期待くださいませ。ブレイブ堪能しましたよ！ありがとうございました。 (2019年9月14日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - やーばばばいです！そんな大事な日に、なんで月一の女の子の日なの〜(汗)Brave、堪能してください！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - しまかわさん» しまかわ様こんにちは。今日いよいよゲットできるので楽しみです！最終回まで、ほぼノンストップでお届けできるかと思うので、お楽しみに。いつもありがとうございます！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ツンツン期、最高ですよね？大好物です！たまに昼くらいに更新する時あるので覗いてやって下さい。ちなみに夕方更新はほとんどないです。大人な内容の時は夜に更新しようかと迷うときもありますが（笑）。 (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは！思わず私もお話読み返しちゃいましたよ。嬉しい言葉をありがとうございます！ニノかっこいいですもんね！いつかまたニノのお話も書ければいいなぁって思います。ありがとうございました。また頑張ってお話作れそうです！ (2019年9月13日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月25日 1時
