2話 ページ2
チャイムが鳴って、ドアを開けた私は絶句した。
｢誰ですか･････｣
｢･･････大野です｣
いや、別人だ。
これは智君じゃない。
だって、黒髪のサラサラストレートヘアーが影も形もなくなっている。
今目の前にいるのは、金髪でツンツン頭の悪そうな男の子。
･･････でも、ふわっと笑ったその笑顔は智君のもので。
智君は完全なイメージチェンジを図り、そしてそれに100％成功していた。
･･･････雰囲気が180度も違っていたけど、超絶かっこよく、男らしい雰囲気になっていた。
ソファに座った智君から目が離せない。
｢眉がキリッと上がってる･････。整えた？｣
思わずそこへ指を伸ばしたらやんわりと払われた。
｢やめて。････くすぐったがりだから｣
聞けば、午前中、学校を休んで美容院に行っていたらしい。
｢学校の先生、怒らなかった？｣
｢なんも。 ･････そういう役で舞台でもやんのかって聞かれただけ。あと10日くらいで中退だから、怒るの面倒になったんじゃねぇの？｣
｢こんな、人相まで変わるんだね･････｣
私がマジマジと見つめてひたすら感心していたら、智君は恥ずかしげに目をそらし、呟くように言った。
｢･･････おっちゃんが･････｣
｢おじさん？ どこの？｣
｢いつも行ってる、髪の店のおっちゃんが、向こうでカツアゲされねぇようにハクつけといてやるよって。･･････起きたらこうなってた｣
途方に暮れたような顔が可愛くて、思わず笑ってしまった。
｢それは寝過ぎだよ、智君っ｣
｢え？ 散髪行ったら寝ない？｣
｢･･････時々？｣
｢寝んじゃん！｣
突っ込まれてぐうの音も出ないけど、ここまで髪を短くされて、金髪にまでされてるのに気付かないって、それって相当な熟睡だよ？ さすがに私はそこまでじゃない。
･･････でも、本当によく似あってた。
｢かっこいいね｣
私が言ったら、照れて俯いちゃった。
そういうところはそのままなんだね。恥ずかしがり屋さん。
･･････可愛い。
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ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» peru様いらっしゃいませ！ やばばいですよ、まったく。意気消沈しまくりです。でも相変わらず二人はラブラブですので今後にご期待くださいませ。ブレイブ堪能しましたよ！ありがとうございました。 (2019年9月14日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - やーばばばいです！そんな大事な日に、なんで月一の女の子の日なの〜(汗)Brave、堪能してください！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - しまかわさん» しまかわ様こんにちは。今日いよいよゲットできるので楽しみです！最終回まで、ほぼノンストップでお届けできるかと思うので、お楽しみに。いつもありがとうございます！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ツンツン期、最高ですよね？大好物です！たまに昼くらいに更新する時あるので覗いてやって下さい。ちなみに夕方更新はほとんどないです。大人な内容の時は夜に更新しようかと迷うときもありますが（笑）。 (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは！思わず私もお話読み返しちゃいましたよ。嬉しい言葉をありがとうございます！ニノかっこいいですもんね！いつかまたニノのお話も書ければいいなぁって思います。ありがとうございました。また頑張ってお話作れそうです！ (2019年9月13日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月25日 1時
