4話 ページ33
私、外にいるって言ってないのにどうしてわかったんだろう。雑音が聞こえてた？
それよりなにより、智君ちに行くの？
いきなりいいのかな。私、大人なんだけど。大人を連れて帰って、ご両親は驚かない？
･･････すごくドキドキしてきた。
清掃活動がある間の私の休みは月曜日。
智君の家に遊びに行かせて貰う日は、月曜日の夕方になった。
三回目の清掃が終わった土曜の夜に、智君に電話をしたら、いつ来る？って聞かれて、話がまとまった。
年上だからリードしなきゃって思ってるのに、今のところリード出来てる気がしなかった。
おうちに行く約束をした翌日の日曜日。四回目の清掃の日。
みんなに混じってゴミ拾いをしていたら、いつの間にかイケメン軍団が私を取り囲んでいた。
二宮君が、私がしゃがんで拾おうとしていたペットボトルを横から拾って、顔を覗き込んで来る。
長めの前髪の間から覗く黒い瞳が意味深に笑っていて、もう嫌な予感しかしなかった。
｢美味しかった？｣
｢･････何か食べたかな｣
数歩場所を移動して次のゴミを拾おうとしたら、それも先に拾われる。
にっこり笑った二宮君。
｢17歳の男子はピチピチだったんじゃない？元気いっぱいだからいい仕事したでしょう？｣
言いたいことがわかって、思わず二宮君の被ってる帽子のツバを引っ張って下ろした。
｢そういう友達じゃないから｣
｢えっ!? そうだった!?｣
わかってるくせにしらばっくれて。
｢だいたいまだここ以外で会ってないよ？｣
｢でも明日会うんだよね？｣
私が目を見開いたら、二宮君の方は目をくるりと回して、面白くてたまらないという顔で目を輝かせた。
｢当たった!?｣
｢･････あてずっぽう？｣
｢明日紳士の会を開く予定で誘ったら、用事があるって断られたからもしかしてって。ねぇ翔ちゃん？｣
櫻井君が口元を片手で隠しながら激しく瞬きして言った。
｢毎回は来ないけど、この時期の智君は欠席なしだったから、どうしたのかなと思ってて。そっか、二人で会うんだ･････。そっかぁ〜｣
どうして櫻井君はそんなに嬉し恥ずかしで、ドキドキしているんだろう。
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ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ご趣味が一緒で喜んでおります！そうなんです、あの可憐さなのに、中身男前なのが、たまりません。移行したのでそちらも楽しんでくださいね〜。ありがとうございました！ (2019年9月8日 7時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
mizuna(プロフ) - aoさんこんにちは〜、まさかのすっぽかしで内心ヒヤヒヤしながら青春も感じる甘酸っぱさに身悶えて読んでます(笑)若い頃の彼は儚さと危うさが入り混じっていていいですよね、かと思えば男臭かったり･･･ｗ今作すごく好きです！移行先も楽しみにしてます♪ (2019年9月7日 10時) (レス) id: a740177e2c (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんおはよう！高校生の智君、楽しんでね〜。残暑厳しいから、体調にも気をつけてね！新連載頑張るねー。 (2019年9月6日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ねいまーるさん» いえいえ、おきになさらず。私のお話なんて誤字だらけです。これからもよろしくお願い致します！ (2019年9月6日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃーん♪バタバタしていてやっと読めたよ♪なんかめっちゃ青春だね〜♪ドキドキきゅんきゅんするわ＾＾また更新楽しみにしているね♪ (2019年9月5日 13時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月24日 21時
