3話 ページ38
1時間程して寝室に入ってきた智君は、私がまだ猫の姿なのを見てちょっと驚いていた。
｢･････寝れねぇの？｣
｢ニャーン｣
｢･･････昼寝のし過ぎか？｣
おでこを突かれる。
智君の唇が尖った。
｢･････したかったのに｣
何を？
･･････あ、もしかして!?
ため息混じりに横になった智君は残念そうで、それは見ていて可哀相なのに胸がときめいた。
･･････智君、もしかして人間の私とキスしようって思ってくれてた？
私はキューンって胸がときめいた。
｢ニャーン｣
ぺろっと頬を舐めたらくすぐったそうに笑った。
可愛い笑顔だなぁって見惚れてたら、抱き上げられて、智君の胸の上に置いて貰えた。
｢寝よ。･･････んふふ、人間になっててもチューしねぇから、もう怯えずに寝ろって｣
よしよしって背中を撫でられて、誤解してると思った私は慌てた。
眠らなかったのはそれが理由じゃないんだよ。智君にキスされるのが嫌で寝なかったんじゃなくて、･･････期待しすぎて、興奮して眠れなかったの。
また人間になったらキスしてくれないかなーって･･････。
はしたなくってごめんなさい。
私は智君の唇をぺろりと舐めた。
歯磨きの味の爽やかな唇。
｢んはっ、何すんの！ くすぐってぇし。･･････え？チューした？今？｣
｢･････ニャー｣
智君はきょとんとして私を見上げた。
｢･･････おいらもしていいの？｣
｢ニャン｣
｢え、そうなの？｣
何度も確認しないで。
｢え？｣
しつこいってば。
尻尾で肩のあたりをパシンと叩けば、大野君は｢いてぇわ！｣って笑ってた。
｢んじゃ、寝ろ寝ろ。ほれ、早く寝ろ｣
急かすように背中を撫でられても寝られません！
｢ニャー！｣
私が怒っても、智君はご機嫌だった。
｢アハハハッ｣
そんな笑顔を見ていたら、私もやっぱり嬉しいし、楽しくって仕方ない。
そうして暫く私達は夜中なのにじゃれて遊んだ。
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ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和＊様おはようございます。ニノちゃん押しだったんですね。彼は現実でも妄想でもほんといい仕事しますからねー。うんうん、わかります。楽しんでいただけるといいなぁ〜。 (2019年8月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございまーす！雄叫びありがとうございます。うふふ。ラブラブなのはほんと心の栄養ですよねー。活力お届けできるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん月末なんだね!? うちわ結局ウインクと投げチューとありがとの三種とりあえず作ることにしたよ。ほんと楽しいね！次は二宮君ちだよー。楽しんでね〜。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
萌和*(プロフ) - こんばんは！わーーー二宮さん家！ついに！にやにやが止まらない二宮くん推しです← 二宮さんが出てくるとは思ってなかったのでドキドキです〜次回も楽しみにしてます♪ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 270b2e26c0 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ao様 ギァー\(//∇//)\ 2人のやり取りが可愛い過ぎて、ニヤニヤですよ！それに二宮さんまで絡みだして、ワクワク、ドキドキが止まりません（≧∇≦）これからの活力になる事間違いなしでございます。ありがとうございます！ (2019年8月9日 17時) (レス) id: 5bf90ac6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年7月14日 9時
