4話 ページ16
私は自分で何か変わったところがないか、まわりをぐるぐる見て回った。
相葉君が心配そうに私の後をついて来る。
櫻井君が言った。
｢A、いつもと違うね。･･････忙しない感じがするけど。何かを訴えてんのかな｣
私はテーブルの下に入り込んで、上を見上げ、そこに四角くて黒い、タバコより小さな箱がくっついているのに気がついた。
･･････こんなのここ数日ついてなかったよ？そういえば、最初にお兄さんが持ってたものに似てる。
｢ニャア？｣
･･････もしかしてこれって、爆弾？にしては小さいし。
･･････ん？あ、ああ!?
私は思いついた考えに固まった。
こ、こ、こ、これってまさか盗聴器!?
うそっ!?
焦った私は叫ぼうとして息をのんだ。
待って？
ここで大声を出したら、もし盗聴器だったら全部犯人に筒抜けになる。
私は考えた。
この中で一番冷静にこれに対処出来る人･･････。
テーブルの下から出た私は櫻井君のズボンの裾を黙ってくわえた。
｢なに？｣
喋っちゃだめなの。
｢どうした？｣
喋っちゃダメなんだってば！
考えた私は抱っこをねだって、抱き上げて貰った。
櫻井君の唇を手で押さえて、喋らないでって合図をした。
でもそんなの伝わらなくて。
｢え、なに？A･････フガッ｣
だからもう一度お口にタッチした。
櫻井君の唇弾力あるなぁ。ずっと触っていたくなるけどそんな場合じゃない。
｢どうし･････フガッ｣
だから櫻井君、お口チャックだよ！
黙ってよぉってもう一度ポテンと櫻井君のプニプニの唇をタッチしたら、横から大野君がぼそりと言った。
｢黙れって言ってんじゃない？｣
｢そうなの？･････フガッ｣
再度タッチしたら、深刻な状況だって言うのに光景が面白かったみたいで、みんな吹き出して笑った。
もう！
呑気なグループなんだから！
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ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん、確かに実際にあったらうろたえるよね。猫ちゃん、なかなか肝が座ってます。大野君に傷痕なんかつけちゃってごめんなさいなんだけど、傷痕を意にかいさない大野君も素敵でした。移行先もよろしくね！遊びに来てね〜！ (2019年5月29日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃーーーーん！鼻血でた！なんてこと〜（笑）こんなシチュ羨ましい。あ、いやいや（笑）実際こんなことあったらあわあわしてびっくりしちゃうけど、指の隙間からしっかり見るよね（笑）今日も萌えをありがとう〜。智君の爪痕のところがよかったわ♪ (2019年5月28日 10時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 麗琉さん» 麗琉様いらっしゃいませ。猫ちゃんいるんですね。どんな猫ちゃんかなぁ。羨ましいです。私は猫の習性は分からないので調べて書いてます。お陰でいろいろわかって、猫って可愛いなぁって改めて思ってるとこです。また遊びに来て下さいね。頑張ります！ (2019年5月28日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 柊さん» 柊様いらっしゃいませ。来てくれてありがとうございます！ティッシュいるくらいでした？いらなかったです？ 私は何回読んでもいるのです〜。はぁ、満足満足。呆れずに今後も是非遊びに来て下さいね。 (2019年5月28日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんおはよう〜。さてさて、首筋の次はこれでした！のぼせて貰えたかな？ これが理想のシチュエーションなのです。どうやったって訪れませんけどね。妄想って素晴らしいね！ (2019年5月28日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年5月14日 6時
