4話 ページ4
途中、サラリーマンが経路の短縮で公園内を横切って行った時、そばを通りすぎ様一瞬こっちを見てきたから、思わず大野君と一緒に息をつめたりして。
散歩の最中に拾った赤い枯れ葉。くわえて大野君にきれいでしょ？って見せたら、｢くれんの？｣って言って、嬉しそうに受け取っていた。
しばらくして大野君が欠伸をしたのを見て、私はジーンズの裾をくわえて軽く引っ張った。
｢にゃあ｣
｢え、うんこか？｣
違うってば！
そのネタ好きだね!?
｢わかってら。帰んだろ？ ･･････疲れた？｣
ひょいっと抱き上げて、手で私の足の裏を軽く払うとまたパーカーの中に入れてくれた。
｢行くか｣
とても暖かい胸の中だった。
帰り道でコンビニに立ち寄った大野君。
えっ!? 入って大丈夫なの!? アイドルだよ!?
ハラハラしていたら、すーっと通って、結局何も買わずに店の外に出た。
何を買うつもりだったの？ でもよかった〜、ばれないで。
安心していたら大野君が聞いてきた。
｢おまえ喉乾いてない？｣
パーカー越しに背中を撫でながら、気遣うように言ってくれる声音を聞いて、胸が詰まった。
･･････私にお水を買ってくれようとしたの？それでコンビニへ？
｢皿がないこと忘れてた｣
大野君･･････。
｢ごめんな｣
優しい声に胸がきゅーんとなった。
｢にゃーん｣
御礼を言おうとしたの。
でも失敗だった。
コンビニに入ろうとしていた女の子二人組が、猫の鳴き声が聞こえたものだからこっちを振り返ってしまって。
｢あ･･･････！ もしかして大野君じゃない？｣
ぎくっとした大野君は咄嗟に帽子を目深に被り直した。
｢こんなとこにいるわけないよ｣
｢でも･････似てるって｣
女の子達の視線がこっちに固定された。
危ない！ばれちゃいそう！
私は咄嗟に大野君のパーカーの中から這い出た。
地面に降り立つと、一目散に暗がりへと走った。
当然焦った大野君は私を追いかけて来てくれて、女の子達が訝しがってる間に私達は遠ざかることが出来た。
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ao(プロフ) - megu.さん» megu.様こんにちは！わぁ、一緒の曲が好きで嬉しいです！そこへさらに加えるなら、街角の〜とか、Mr.ロンリーとか、時計じかけ〜とか。今の１番はafter the rainです。今朝も聴いて元気満タン。移行したのでそちらにも遊びに来てくださいね〜。 (2019年5月15日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんおはよう〜！そうなの。ニノちゃんのキスが今回の萌えポイントだったの。荷物みたいに小脇に抱えるとこも。移行したのでそっちも是非遊びに来てね〜。待ってるよ〜。 (2019年5月15日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
megu.(プロフ) - ao様、ご無沙汰です。主人公のネコちゃんに毎日癒されております。私もカーステのお気に入りは、カップリングがほとんど(仲間みっけ)♪「Fake it」「Under the Radar」が大好物。「Full of Love」は、さとちゃんソロの歌い終いも震えますねぇ。ao様は何がお好みですか？ (2019年5月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 9045134b42 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾今日の大野君も愛されてる♪主人公ねこちゃんもみんなにめっちゃ愛されてるわ〜♪私もにのちゃんにちゅってしてもらいたい♪そして照れたような潤君を間近でみたい！ (2019年5月14日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - くますけさん» くますけ様こんにちはー。返信おそくなってすみません。今取り掛かってる最中です。見たい大野君がいっぱいで困ってます。お言葉に甘えてゆっくりやらせて貰ってます。待っててくれる人がいるって有り難いです！がんばりまーす！ (2019年4月25日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年3月13日 20時
