4話 ページ23
私は感動した。
庇ってくれた！助けてくれた！擁護してくれた！
松本君ジェントルマンだー！
｢ニャー！｣
感動で思わず駆け寄って足元でスリスリしてしまった。
｢おわっ｣
でもびっくりされて逃げられちゃったけど。
これからはみんなのお着替えタイムは寝たふりでやり過ごそうって心に誓った。
｢あれ？ リーダーの身体、凄い締まって来てない？｣
ジーンズだけを履いた格好で、Ｔシャツを着ようと広げている上半身裸の大野君に、いそいそと寄っていく相葉君。
｢今日のダンスもキレキレだったよね。この筋肉のお陰？ 鍛えてるの？ あ、映画のために？｣
どれどれってみんなが近寄ってきて、居心地悪そうな大野君。
松本君が惚れ惚れしながら言った。
｢リーダーってすぐに筋肉つくから羨ましいよ。元々が筋肉質なんだよね｣
言いながら、つーっと指先でお腹に触れた。
｢くすぐってぇ！｣
お腹を庇いながら後ろに逃げた。
でもみんな今度はその背中に釘付けになった。
｢あの肩甲骨の筋肉もキレイじゃない？｣
相葉君の言葉にみんな大きく頷いて。
｢リーダーちょっと触らせて･･････｣
誰かが言いかけるや否や、また逃げた大野君は途中で目が合った私を抱き上げると、服の代わりか裸の胸に抱き込んで、みんなに向き直った。
｢変態！ あっち行け！ 言ってやれ、Aも｣
わかりました、大野君。
でも私が言うのは二宮君にだけね。さっき胸のちっちゃいさくらんぼを見せられたから。
｢ニャー！｣
｢もっと言ってやれ！｣
｢ニャー！｣
｢いいぞ！｣
｢ニャー！｣
私を抱きしめて武器みたいに使う大野君。
･･････でもね大野君。みんな全然懲りてないよ？
｢か、可愛い･････｣
相葉君が思わずといった様子で言葉をこぼした。それに頷いて櫻井君も蕩けそうな顔つきでこぼした。
｢猫抱っこして、猫と一緒に文句言うとかメルヘン以外のなにものでもない｣
引き継いで松本君が言った。
｢可愛い過ぎんでしょうが！ 可愛いと可愛いが交錯して鼻血出そうだわ！｣
最後に二宮君がわめいた。
｢殺す気か！｣
今日も相変わらず愛に溢れた楽屋だった。
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ao(プロフ) - えべすさん» えべす様こんにちは。お越し下さってありがとうございます。頑張りますので、また是非遊びに来て下さいね。 (2019年5月26日 21時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
えべす - ワクワクドキドキしながら読んでます！これからも楽しみにしてます。 (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0ca7106291 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - くますけさん» くますけ様いらっしゃいませ。私も自分で作って自分で読んで癒されて充電しています。お力になれて嬉しいです！私はくますけ様のコメントが力になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
くますけ - ao様こんにちは！この作品とっても好きです！VS嵐や嵐にしやがれがない週も、こちらで充電させていただいてます！ (2019年3月23日 14時) (レス) id: d22e81891d (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kamiさん» kami様こんにちは。癒しになれているとのこと、すごく嬉しいです。猫ちゃんにあまーい大野さん。まだ何作か書き溜めてあるんで、しばらくコンスタントにお届けできると思います。今後もよろしくお願いいたします。 (2019年3月22日 13時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年3月13日 9時
