2話 ページ3
｢この子ほんと大人しいね。待ってる間、全然暴れなかったんだ？｣
櫻井君がやってきて私の顎の下を指先で撫でたら、相葉君はとても嬉しそうに返事をした。
｢そう！ すっごいいい子なんだよ。人間の言葉が分かるみたいでさ、話しかけたら言うことを理解して、約束は必ず守るし、ちゃんと返事もするんだよ。もうね、無茶苦茶優秀！｣
照れるなぁって思ってたら、少し離れた隣のソファから、二宮君がゲームをしながら無愛想に言った。
｢じゃあ相葉さんより優秀ってことね｣
でも相葉君は怒らない。
｢ひでぇ。 でもそれくらい優秀だからね｣
ねぇ〜？って私に同意を求めるように抱き上げて覗き込んで来るから、ありがとうって意味でニャーンって鳴いたら頬擦りされちゃった。
嬉しいな。
相葉君に飼って貰って幸せだなぁ。
松本君はここから一番遠い席でマネージャーから手渡されたプロテインを飲んでいた。今日、ここに来た最初から、ずっとこっちをちらちらと見てくるんだけど、近寄っては来ない。
どうやら松本君は、動物は好きなんだけど動物に嫌われる質らしく、私に爪を立てられるのが怖くて近寄れないみたい。
今ドラマの撮影中だから身体に傷を作れないんだって。すごいストイックでカッコイイ。
私が引っかいたりしないこと、わかって欲しいけど説明のしようがない。
猫の身体ってもどかしい･･････。
私はピンと耳をそば立てた。
五人グループのうちの、後一人のメンバーが音も立てずにそっと楽屋に現れたのだ。その人は、猫のように自由に気配を消せるリーダー。
入ってきた大野君をじっと見ていたら、目が合った。気づいた大野君はくしゃりと目尻を下げると私に向かって苦笑した。
｢ばれたか｣
言いながら椅子に座って、天井に向かって短く吐息を吐き出した。
ちょっとお疲れみたい？
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ao(プロフ) - えべすさん» えべす様こんにちは。お越し下さってありがとうございます。頑張りますので、また是非遊びに来て下さいね。 (2019年5月26日 21時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
えべす - ワクワクドキドキしながら読んでます！これからも楽しみにしてます。 (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0ca7106291 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - くますけさん» くますけ様いらっしゃいませ。私も自分で作って自分で読んで癒されて充電しています。お力になれて嬉しいです！私はくますけ様のコメントが力になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
くますけ - ao様こんにちは！この作品とっても好きです！VS嵐や嵐にしやがれがない週も、こちらで充電させていただいてます！ (2019年3月23日 14時) (レス) id: d22e81891d (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kamiさん» kami様こんにちは。癒しになれているとのこと、すごく嬉しいです。猫ちゃんにあまーい大野さん。まだ何作か書き溜めてあるんで、しばらくコンスタントにお届けできると思います。今後もよろしくお願いいたします。 (2019年3月22日 13時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年3月13日 9時
