6話 ページ6
おーちゃんにその了承を得ようとしたんだけど･･････。
ごめんね翔君。誘惑に抗えませんでした。
なんて弱い私の意思！
おーちゃんが魅力的過ぎるっていうのもあると思う。
･･････責任転嫁はいけないと自分の頬を叩いて、私は今度こそちゃんと話をするため、その夜は、おーちゃんがバイトを終えて帰ってくるのをおーちゃんの部屋で粛々と待った。
そう、粛々と待つはずだったんだけど･･･････気がついたら朝だった。
｢うそぉ！｣
馬鹿な私は待っている間に寝てしまったらしい。
ソファで正座していたはずが、ちゃんと布団で寝ていた。
世話を焼いてくれたのは、私を抱きしめて眠っているその人に違いなくて、私は、今から自分が言うことを考えたら申し訳なくなって落ち込み、巻き付くように自分の身体に乗っているおーちゃんの腕をそっと外した。
･･････もし反対の立場だったら、おーちゃんが誰かの彼氏役をするなんて辛すぎる。
そう考えたら余計に頼みにくくなった。
･････ううん、もう頼みたくない。
･･････でも翔君にはお世話になってるし、何かしてあげたいんだけど。
どうしたらいい？
私は隣でスヤスヤと眠るおーちゃんに向かって謝った。
｢おーちゃん･････ごめんね？｣
｢ん･･････｣
おーちゃんは声に反応したのか、唸ったけど瞼は上がらなかった。
綺麗な寝顔だなぁ･･････。天使みたい。
顎に生えた無精髭が男っぽくてむずむずしちゃうけど、色気を感じてる場合じゃない、何か策を練らないとって、自分を叱ってそっと起き上がった私。
でも、リビングのテーブルの上に怪しいものを見つけて思わず固まった。
近づいて見入ったら、それは本だったんだけど、表紙の写真とタイトルが衝撃的過ぎた。
それは、現在翔君が悩んでいるSMのについて書かれている本だとすぐに分かった。
ど、どうしてこんな本をおーちゃんが!?
まさか目覚めたわけじゃないよね!?
私、痛いの嫌なんだけどな･･････。
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ao(プロフ) - kikiさん» kiki様こんにちは。主人公ちゃんいい子なんで、たまに黒くしよう黒くしようとしてるんですが、なかなか染まってくれません。恋人が素敵だからでしょうか。私も青色さんに綺麗な色にしてもらいたいです！ (2019年2月26日 16時) (
レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - もちろん、こちらも拝読致しております！主人公ちゃんの清く芯のある人柄が凄く素敵ですねー！こちらも見習う事が多々ありまーす。感謝の気持ちって、ホント大事ですよね。 (2019年2月25日 18時) (レス) id: 53337431dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - わー、cocoro様コメント嬉しいです。お元気でしたか。何度も読み返したくなるようなお話を頑張って作るので、是非遊びに来てくださいね。一緒に楽しみましょう！萌えてくださーい。 (2019年2月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
cocoro(プロフ) - aoさん、お久しぶりです。またこの子達に会えて嬉しいです。私はこれからも、いやもしかしたらこれまで以上にここに糖分補給に立ち寄るであろうと思われます(笑)。また一緒に楽しませてください。 (2019年2月24日 20時) (レス) id: 8d2a7d356c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作成日時：2019年2月19日 20時
