5話 ページ5
｢･････ちょっと。ちょっとだけイチャイチャしない？｣
おーちゃんのＴシャツの裾を摘んで言ったら、おーちゃんがその手を掴んで言った。
｢んじゃ、その相談、夜聞くわ。･････始めたらちょっとじゃすまねぇもん。30分だって短いし｣
｢･････何するの？｣
おーちゃんはニコッと笑った。
｢Aちゃんが喜ぶことすんの｣
｢･････おーちゃんは喜ばないの？｣
｢俺も喜んでいい？｣
｢いい･････よ？｣
おーちゃんは嬉しげに笑って私に覆いかぶさってきた。
｢よっしゃ。Aちゃん遅刻決定ね！フフフフ｣
｢ええーっ！｣
ソファに寝転ばされる。
私のおでこにおーちゃんの額がコツンと当てられた。
｢遅刻したくねぇ？｣
至近距離で聞くこういう時のおーちゃんのイケボの声は格別だ。
｢うん、困る･････｣
｢でもこれ、やめたくないでしょ？｣
恥ずかしいけど頷いた。
｢うん！｣
･･････うっかり、しっかりと頷きすぎた。
おーちゃんはくすっと笑って、私の首筋にキスを落とした。そのまま耳元で、熱い呼気で囁いてくる。
｢んじゃ協力して･･････？｣
｢ん･･････協力？｣
｢んふ｣
｢え･･････？｣
結果、めくるめくとんでもなく甘い時間を過ごした。時間が短い分、超濃厚で。
･･････こんなことしてる場合じゃなかったのに。
時が過ぎたらますます言いにくくなっちゃっうのに！
私の馬鹿！
･････でも気持ち良かった。ものすごく。
翔君が付き合ってた彼女は行きつけの飲み屋で知り合った同い年の人で、一流商社に勤めている才媛なんだそうだけど、バーでの彼女にはそんな素振りなかったのに、いざベッドを共にしたら、凄いどエスで、･･････つまりは翔君と性癖が合わなかったそう。更には男友達が多くって、飲みやデートに誘われたら断らない主義らしい。
翔君は、このまま付き合うのはムリそうだと言って付き合って早々に断ったそう。
でも、彼女は翔君には才能があると言って諦めず、困った翔君はもう他につきあってる子が出来たって言ってごまかしたら、会わせてくれって言ってきて、内容が内容だけにそこらの女の子に頼めなくて、私に彼女役を頼んできたというわけ。
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ao(プロフ) - kikiさん» kiki様こんにちは。主人公ちゃんいい子なんで、たまに黒くしよう黒くしようとしてるんですが、なかなか染まってくれません。恋人が素敵だからでしょうか。私も青色さんに綺麗な色にしてもらいたいです！ (2019年2月26日 16時) (
レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - もちろん、こちらも拝読致しております！主人公ちゃんの清く芯のある人柄が凄く素敵ですねー！こちらも見習う事が多々ありまーす。感謝の気持ちって、ホント大事ですよね。 (2019年2月25日 18時) (レス) id: 53337431dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - わー、cocoro様コメント嬉しいです。お元気でしたか。何度も読み返したくなるようなお話を頑張って作るので、是非遊びに来てくださいね。一緒に楽しみましょう！萌えてくださーい。 (2019年2月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
cocoro(プロフ) - aoさん、お久しぶりです。またこの子達に会えて嬉しいです。私はこれからも、いやもしかしたらこれまで以上にここに糖分補給に立ち寄るであろうと思われます(笑)。また一緒に楽しませてください。 (2019年2月24日 20時) (レス) id: 8d2a7d356c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作成日時：2019年2月19日 20時
