11話 ページ11
｢昔いい感じになった相手がどエスの彼女で、でもそっちの趣向がなかった智君はその子のエス気質を取っ払ってつきあったらしいね!?ムチも蝋燭も横に置かせたんだって！ いったいどんなテクニックよって聞いても教えてくれないんだけどAちゃん何か聞いてない!?｣
･･････そんなの絶対おーちゃんは私に教えてくれるわけない。
｢別れたらまた女王様に戻ったらしいけどさぁ、それって凄くない!? 男冥利に尽きるって言うか｣
｢そ、そうだね･･････｣
私は引きつった。
翔君の前のめり加減もそうだけど、おーちゃんの武勇伝？の凄さにも言葉が出ない。
謎過ぎるよ、おーちゃん。
そして･･････経験豊富過ぎない!?
･･････果たしておーちゃんはこんな私で満足出来ているんだろうか。つわもののアラタさんといい、過激な女王様と言い、そんな女の子を虜にして、更に、それに付き合えるおーちゃんが、たいして突出したところのない私のどこが気に入ったのか謎過ぎる。私の返事がいいとは言ってたけど･･････テイストが違わない？
｢はぁ･･････｣
思わず盛大な溜息が漏れてしまった。
結局日曜日、元カノのところには翔君とおーちゃんの二人で出向いて行って、そして思いのほか早く帰ってきた。
二人とも、どうやって納得して貰ったのか聞いてもなかなか口を割ってくれなかったんだけど、翔君の方に食い下がったら、なんと、元カノは、おーちゃんと現れた翔君を見て、何も話していないうちから二人が男同士でデキてると理解して、自ら諦めると言ってくれたそう。
翔君は、おーちゃんが趣旨替えさせた話を事前に聞いて、もしその子が替えてくれるのならつきあいを前向きに考えようとしていたんだけど、そんな間もなく女の子は笑顔で祝福して去って行ったそう。性癖には寛容な女の子だったらしい。
でも、おーちゃんは男の子が好きな人間だと間違われたのがよっぽど嫌だったみたいで、その日、おーちゃんにしては珍しく一日中落ち込んで、ずっと静かに不機嫌だった。翔君からのお礼の電話に居留守を使うほど。
･･････一見落着？
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ao(プロフ) - kikiさん» kiki様こんにちは。主人公ちゃんいい子なんで、たまに黒くしよう黒くしようとしてるんですが、なかなか染まってくれません。恋人が素敵だからでしょうか。私も青色さんに綺麗な色にしてもらいたいです！ (2019年2月26日 16時) (
レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - もちろん、こちらも拝読致しております！主人公ちゃんの清く芯のある人柄が凄く素敵ですねー！こちらも見習う事が多々ありまーす。感謝の気持ちって、ホント大事ですよね。 (2019年2月25日 18時) (レス) id: 53337431dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - わー、cocoro様コメント嬉しいです。お元気でしたか。何度も読み返したくなるようなお話を頑張って作るので、是非遊びに来てくださいね。一緒に楽しみましょう！萌えてくださーい。 (2019年2月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
cocoro(プロフ) - aoさん、お久しぶりです。またこの子達に会えて嬉しいです。私はこれからも、いやもしかしたらこれまで以上にここに糖分補給に立ち寄るであろうと思われます(笑)。また一緒に楽しませてください。 (2019年2月24日 20時) (レス) id: 8d2a7d356c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作成日時：2019年2月19日 20時
