5話 ページ14
駅前にあるチェーン店の有名な居酒屋。
そこの２階の大広間で新年会が行われる。
お店はよく学生が利用しているみたいで、壁には、禁煙、禁一気飲みと書かれてあった。
この町で顔のきく翔君。どうやったのか、満員の店内なのに当日予約でおーちゃん達の、襖仕切りの隣の部屋に陣取れた。
ここも20人くらい収容できる広間なんだけど、低い衝立てで隣のグループのお客さん達とは仕切られている。
既に襖越しに賑やかな美大生の声が聞こえて来ていた。
｢翔ちゃん何から行く？｣
雅紀君のワクワクした問い掛けに翔君は何故かぶりっ子みたいな言い方で｢んーー、やっぱりビールくださーい｣って声色を使って答えてた。
その翔君はニノに尋ねる。
｢ニノは何飲む？｣
｢俺も翔君と一緒！｣
すると翔君が更に可愛い子ぶって言った。
｢やだ、三人お揃い〜！うれしーいー｣
キャーキャー盛り上がってる男三人。
･･････何なんだろう、これは。
私は三人を見回した。
｢あのね？仲がいいのは素敵だと思うんだけどね？今日はここに何をしに来たのか思い出して欲しいんだけどな？｣
私の言葉に雅紀君が、ハイって勢いよく手を挙げた。
｢今日はリーダーが女の子にお持ち帰りされないか見張りに来たんだよね？｣
翔君に呼ばれてやって来ていた雅紀君。
人数が増えるのは別に構わないんだけど、さっき開口一番に、｢今日は新年会に呼んでくれてありがとー！｣って言ったこと、私は忘れてないからね？ 翔君、何て言って雅紀君呼んだの？
ニノに至ってはずっと、ニヤニヤニヤニヤ。｢いつ別れるのかなー。俺、春からカップルで喫茶店やるのかー。楽しみだなー｣って、大きめの声で何度も言ってる。
･･････絶対人選間違えてる。かといって、これにつきあって貰えるような友達はいない。
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ao(プロフ) - hanauma528さん» hanauma528様、待ってくださってありがとうございます。一話完結型で、悲しいまま｢続く｣にならない作品なので、安心して作れるから好きな作品です。すぐに次も更新しますから、待ってて下さいね〜。お言葉励みになりました。ありがとうございました！ (2019年2月22日 8時) (
レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
hanauma528(プロフ) - aoさん、本当に本当に お待ちしてました。大ちゃんと、主人公ちゃんのやり取りが、ほのぼのして萌えます。次のお話も心待ちにしてます。 (2019年2月22日 7時) (レス) id: e5de554dbb (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - megu.さん» 聞かせて下さいって言ってくださるのを見ただけで、救われた心地になりました。素敵な言葉をありがとうございます。私も夜のラララは好きな回です。音楽用語選び、いつも楽しいんですよ。マイペースで頑張りますね。ほんとにあたたかい言葉をありがとうございました。 (2019年2月21日 8時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - megu.さん» megu.様こんにちは。コメントいただけて嬉しいです。愛を奏でるの創作が近頃すすんでます。お陰でまた作品作りが進みそうです。ありがとうございます！ (2019年2月21日 8時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
megu.(プロフ) - 今さらですが、このお話のタイトル、音楽用語が入ってますね♪『夜のラララ』は、趣があって萌えました(･∀･`)。いろいろお伝えしたいことはありますが、智くんは、妄想もリアルも素敵です♪あお様のペースでこれからも…。できたら、思うこと、聞かせてくださいね。m(__)m (2019年2月20日 19時) (携帯から) (レス) id: 9045134b42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作成日時：2018年9月23日 15時
