3 ソース ページ3
｢ただいま。マジ今日の打ち合わせ、時間の無駄。最悪だった｣
｢もう松潤〜、そんなにカリカリしないの。ただいま〜！｣
戻ってきたのはCMプランナーの、ギリシャの彫像みたいな濃い顔をした超絶イケメンの松本さんと、コピーライター兼ＣＭディレクターの、ここのムードメーカーであるモデル体型の相葉さん。とっても明るい、優しさの塊みたいなイケメン。
さっきまで1階の会議室でミーティングをしていたのが終わったみたい。
私はその片付けに行かなければならない。
でも松本さんが怒ってるから、今はこっちが先だな。
｢松本さん、相葉さん、お帰りなさい。松本さん、お昼召し上がれる間なかったですよね｣
｢あ？ ああ、そうだけど？｣
目を細めないで下さい。怖いから。
｢さっきお遣いに行ったときにコロッケ買ったんです。良かったらどうですか？｣
すぐに返事をしたのは相葉さん。
｢わぁ、いいなー松潤！ 俺も俺も！お昼食べたけど俺も欲しい｣
松本さんは、険しい顔のまま私を睨んで言った。
｢ソースはあるんだろうな？｣
｢えっと、はい。冷蔵庫に入ってたソースが切れかけてたから一緒に買っておきましたよ｣
｢･･････何コロッケ？｣
聞かれると思ったの。
私は笑い出しそうになるのを堪えながら真剣な顔を作って言った。
｢蟹クリームコロッケです。お口に合うでしょうか｣
すると、松本さんも私を真剣な顔で見つめてきて、おもむろに言った。
｢合う！｣
言った後、破顔して笑う松本さんは子供みたいな無邪気な様子で、私も嬉しくなった。
松本さんの好きなもの情報は先週二宮さんからハンバーグ弁当と交換に引き出し済みだった。
松本さんは優しい人だ。私の手の平の上で転がされているふりをしてくれるんだから。
急いでテーブルにトースターで温めた二人分のコロッケを用意していたら、給湯室に入ってきた松本さんがお皿とお箸を運んでくれた。
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ao(プロフ) - ねこっぱちさん» ねこっぱち様。レス遅くなってしまいました。失礼しました。コメントありがとうございます。今も読んで下さってますでしょうか。社長編起きに召しました？私もここの事務員なりたいです！これからもよろしくお願いいたします。 (2018年8月2日 15時) (
レス) id: e96312c6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ねこっぱち(プロフ) - お気に入り1番目Σ(ﾟ艸ﾟ〃)思わずコメントしてしまいました！いつも楽しく読ませて頂いてます。この代理店事務員もう1人雇ってくれないかしら〜♪ (2018年7月13日 14時) (レス) id: 8896252b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作成日時：2018年7月11日 5時
