どうもこんにちは日本人と賢者の石です。 (ページ1)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:176,469 hit

序章ページ1

日本の歴史を辿っていくと、神話にたどり着くことがある。

　日本の儀式を辿っていくと、神々につながることがある。

　妖怪、幽霊、神々――――それらは、時に、木々の様な自然だったり、動物だったり、物だったり、はたまた、人だったりする。

　わずか齢7才の子が通う学び舎にだって、7つの不思議があり、それは、全てヒトナラザヌモノである。

　米一粒にだって、ヒトナラザヌモノが宿っている、と考える人もいる。

　日本は、神々も含めたヒトナラザヌモノと深く、関わっていた。

　現代になり、チカラが弱まっているとはいえ。

　しかし、それ程までに多い「ヒトナラザヌモノ」を、一体、どうやって、管理させてもらっいるのだろうか。

　確かに、神社などは多くある。だが、最近は初詣、祭、などの行事以外に参拝する人が少なくなっている。

　参拝するモノが少なくなれば、それによって、チカラを得ていたヒトナラザヌモノは、チカラを当然、失う、もしくは極端に使えなくなる。

　しかし、己の土地を守らなければいけない、人々の願いをかなえなければいけない――――。

　そのヒトナラザヌモノに、チカラを与えさせてもらう役目を持つ人がいる。

　それは神主でも、巫女でもない。

　「魔法省神秘科アジア部日本グループ」

　彼等が、チカラを、与えさせてもらい、また、管理させてもらっていた。

　彼等は、数少ない、日本人である。