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病院嫌い ページ30

元々ここに住んでる人達相手に、
私のこの行動は単なるその場しのぎもいいとこなんだけど…






それだけ、私は病院が嫌いだ。







初めて行ったのは、総悟やみつば姉に拾われたとき



親も家族もいない私は、道ばたに倒れていて、かなりの栄養失調をおこしてボロボロだったようだ。







そんな私が病院に行って、村の優しそうなおじいちゃん先生に施された処置は…唐突のぶっとい注射





今でも夢に見るあの大きさ、痛さ…
いっそ殺せ、と思ったのは言うまでもない







おかげで今も生きてるんだけどさ。
でもまあトラウマになるよね、そんなの。






あの時から病院に連れていかれそうになると、必ずこうして逃げ回って怒られてたっけ。




私はやっぱり、昔からあんまり成長していないようだ。





それだけならまだここまで怖くならなくて済んだんだけど…








『ケホッ…ゲホゲホ‼』

咳の音、苦しくなる呼吸
これが小さい頃から堪らなく怖かった








病院に行くのは、いつも、みつば姉の付き添いで。




その前夜には咳と一緒に血を吐いてた、
顔の青白いみつば姉が、ヒューヒューと息をしてて







慌てて来た先生に連れられて診察室に入ってくの。








処置が終わって、私が恐る恐る部屋に入ると、
点滴をつけて、静かに寝てる…







もしかして死んでしまうんじゃないか、
もう死んでしまったんじゃないか…なんて考えて








毎回ベットの足元に顔をうずめて泣いてた。








鼻腔を擽る薬の匂い



荒い呼吸




無機質な機械音









病院のすべてが怖かった

・→←発熱



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 神威   
作品ジャンル:恋愛
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ミュウ - 続きが気になるぅぅぅ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 952d396015 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ありがとうございます。頑張りますね。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年12月14日 21時) (レス) id: 47e245d859 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年12月14日 20時) (レス) id: c20e76bf92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちくわ餅 | 作成日時:2017年8月31日 22時

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