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定時に上がって、上司のマンションに来た。
そうそう、ここの廊下。
ええ……ひと目でわかる、なんにも落ちてない。
綺麗な廊下ですね…。
新しいの買うかぁ。
いやぁでももったいないことしたぁ………
トボトボと引き返し、エレベーターに向かう。
ボタンを押すと、すぐ開いたエレベーター。
？「あっ」
「あぁ、どうも…」
黒マスクさん……こんなに会うもんかね……笑
？「昨日大丈夫でしたか？」
「あぁ…なんとか。」
そう言って苦笑いを浮かべる。
ん？
「あ…あの…このエレベーター……
動いてます？」
？「あぁ、押してないわ……」
また？
なにそれ、押し忘れるの、クセなの？
「えっ、それは……」
天然ですか？
って聞こうとした。
？「わざと。」
「え、」
？「です。」
そして、マスクから出た目元を細めて
目尻にたっくさんシワを作って笑った。
あっ……
胸を、クッと掴まれたような……。
ちょっと、胸に懐かしいような、
なんていうか、痛み？
いや、刺激が走った。
？「ちょっと待っといてもらえますぅ？」
「え？何か用ですか…？」
？「こないだの落し物、ひとつ拾い忘れてませんでした？」
「あ…それを探しに今日、」
？「やっぱりそっすよね！
いやぁ、よかった、さっき後ろ姿見えて
でも違うたらどうしよーてここで待ってたんです。」
いや、なにもここで待つことない気がするけども。
とりあえず2人でエレベーターを降りて、黒マスクさんは小走りで廊下を進んでいって
突き当たりの角を曲がっていって見えなくなった。
すると、またパタパタと走って戻ってきた。
？「はっ、走ったら苦しっ」
黒マスクさんは、マスクを顎にずらした。
初めて顔の全体像を見た。
目元だけだと、切れ長でくっきりとした目だから
鋭さ、を感じていたけど
ニコッと口元が見えると、小動物のような前歯がとっても可愛らしい方。
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あおゆ(プロフ) - なさん» はじめまして！完結から時間が経っても新たに読んでくださる方がいてとても嬉しいです、ありがとうございます！ (2016年10月14日 17時) (
レス) id: 5124eadc1b (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - はじめまして！初めて読ませていただきました、甘すぎてすごくキュンキュンしました(T_T)続きとか、また安田くんのお話が更新されるのを楽しみにしています♪ (2016年10月14日 0時) (レス) id: 0d245121ac (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - ぎみっくさん» わぁぁあ！ぎみっくさん！！ありがとうございます！！とっても嬉しいです！！ぎみっくさんの作品もいつも更新される度に見ちゃいます！！ニヤニヤさせてもらってます！これからも応援してます！ (2016年9月14日 23時) (レス) id: 5124eadc1b (このIDを非表示/違反報告)
ぎみっく(プロフ) - やっと、読みに来れました！もう、途中からニヤニヤ、ちょくちょく1人で騒ぎながら愉しませて頂きました(*´艸`*)香りに抱かれたい、より顏、出っ歯、オス田、裸族、逆三角、濃い脇毛etc…安田ワードが多過ぎて！！！！最高でした！ありがとうございます！ (2016年9月14日 18時) (レス) id: 79b5d20ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - ∞やすばのなな∞さん» ありがとうございます！ドキドキしていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月9日 16時) (レス) id: 5124eadc1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおゆ
| 作成日時：2016年8月25日 12時
