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190_ 君のおかげ ページ11

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「あらやだ!もうこんな時間やんか!」

そんな母の声に時計を見ると十時をとっくに回っていた。


「え、ほんまや!
望くん、遅くまで付き合わせてもうてほんまごめんな?」

「いやいや!めっちゃ楽しかったしコートも乾いたから有難いわ!
もう遅いし、じゃあ俺そろそろ…」


望くんが立ち上がろうとすると、
母はもう遅いし泊まっていく?なんて言い出す。




「ちょっとお母さん、迷惑やって」

「ええやん!もう冬休みなんやし!」

「もう、望くん全然遠慮しないで断ってええから、」

「え、俺お言葉に甘えちゃおうかな」

「え?!」


何やかんやで結局望くんは泊まることになってしまった。











「はあ…お母さん、調子に乗りすぎやって」

「ええやん、望くんも嬉しそうやし」

「まあ、そうやけどさあ」



お風呂場から望くんがシャワーを浴びている音がする。

望くんが居なくなったリビングは、
何だか急に静かになったように感じた。


「それに私、嬉しいねん。
Aにまたこうやって家に呼ぶほどの友達ができて。
元々人見知りやのに…流星くんが居なくなってから、
Aすっかり塞ぎ込んじゃって心配やったから」

「…うん。高校が楽しいのは、望くんのおかげやから」



母が嬉しそうに笑っているのをみて、
どれだけ心配してくれていたのかを実感した。







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しょーゆ(プロフ) - みなみさん» かしこまりました! (6月22日 17時) (レス) id: 474224f74f (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - しょーゆさん» 新作ではありませんが、前に作って更新停止していたお話を今二つ連載中ですのでもしよかったら覗いてみてください!もちろん大歓迎です!ありがとうございます! (6月22日 11時) (レス) id: b2af61b783 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆ(プロフ) - みなみさん» 次回作も首を長くして待ってます!お気に入り作者さんに登録してもよいですか? (6月22日 11時) (レス) id: 474224f74f (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - しょーゆさん» コメントありがとうございます!私の作品で泣いていただけるなんて、こんなに嬉しいことはないです。こちらこそありがとうございます☺︎ (6月22日 9時) (レス) id: b2af61b783 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆ(プロフ) - 久しぶりに大号泣しました。感動作をありがとうございます‼︎ (6月22日 2時) (レス) @page45 id: 474224f74f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなみ | 作成日時:2023年5月30日 19時

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