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160_ 期待と不安 ページ13

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「先週よりも大分出来るようになってるやん!」

「やっぱりそうやんな?!」

私が大きく頷くと、望くんは満面の笑みを浮かべていた。


「ちょっと休憩せな」

「せやな」






川が、夕陽を反射してきらきらと光っている。

高校三年生になって、一ヶ月が過ぎた。


三年生に上がる際にはクラス替えがないから、
私たちは今も四人で一緒に過ごしている。



受験勉強もあるし、元々三年生までの予定だったから、
私はバイトを辞めた。

そしてあの日以来、放課後は望くんに付きっきりで、
リハビリやトレーニングを手伝っている。







望くんは部活の練習に出てもまだ全然着いていけないし、
ダサい所を見せるのが嫌だから、と、
たまにしか部活に行っていない。

日常生活にはもう支障があまり無い程度まで回復している。





放課後は毎日学校から少し離れた河川敷で、
軽くジョギングをしたり、片脚立位など軽いトレーニングをしていて、私はそれを手伝っている。


「もう少ししたら細かい横方向のステップ動作とか、
筋トレもしてええって昨日病院で言われてん」

「ほんま?良かったあ」

「せやから、そうなったら部活戻ろうかな」





望くんの顔は、少しだけ緊張しているように見えたけど、
力の入っている拳を見て、きっとわくわくの方が大きいんだろうな、と思った。








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みなみ(プロフ) - てたたけさん» コメントありがとうございます☺︎そのお言葉がすごく励みになります!まだ長くなりそうですが、なるべく毎日更新で頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします! (5月22日 10時) (レス) id: b2af61b783 (このIDを非表示/違反報告)
てたたけ(プロフ) - コメント失礼します!いつも続きが気になって楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (5月21日 21時) (レス) id: d26d38b11f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなみ | 作成日時:2023年5月16日 15時

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