お嬢様にはなれない(名探偵コナン×テニスの王子様)混合

安室との関係 ページ10

つい口が滑ってしまった


まさかコナンに聞かれていたとは
Aはどうしたものかと悩む
しかし本当の事は口に出来ない。


そんなAの側にスッと一人の影が差す


「何かの事件で知り合ったんじゃないんですか？ね、Aさん」

「はい、以前たまたま遭遇した事件にいらした警部さんでしたので、今回もいらっしゃるような気がして」

「ふーん、そうなんだ。」


安室の咄嗟のフォローでコナンは納得したのかしていないのか、少し悩むように顎に手を当てていたが服部に呼ばれて現場に戻って行った


「…すみません、安室さん」

「気をつけ下さいね、彼は見た目に反して優れた洞察力の持ち主ですから」

「はい、気をつけます」


安室とコソコソ話していたのが目に入った幸村が不可解な顔で首を傾げながらも、無駄な口を挟まず黙っていたので、同じく見ていた真田もただ成り行きを見守る事にしたようだが、二年生コンビはそうもいかず、ソワソワウズウズと、警察が到着してからは更に落ち着きがなくなってゆくので、Aの方が心配になってしまう


「二人とも大丈夫？凄く落ち着きがないけど」

「当たり前だろ！寧ろ何でお前はそんな落ち着きはらしてんだよ！？」

「騒いでも捜査のお邪魔にしかならないし、ほらここにはさっきの探偵さんや少年探偵のコナン君もいるから大丈夫だよ」

「あのウェイターも只者ではないよね」

「幸村さん…」

「君と彼がどういった関係なのか詮索するつもりは無いけど、大丈夫かい？さっきからずっと小さな探偵さんが君を観察しているよ」

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