お嬢様にはなれない(名探偵コナン×テニスの王子様)混合

サプライズ ページ4

「お待たせ致しました。
おや、Aさん5名さまに増えていますね。」

「はい、すみません。えっと」

「Aさんさえ迷惑で無ければ、俺たちも同席しても大丈夫かな？」

「そうだな、赤也が悪さをしないか心配だしな」

「どーゆう意味っすか真田副部長！」

「では安室さん、5名に変更でお願いします」

「かしこまりました、それでは此方へどうぞ。」


爽やかフェイスで案内された席は六人用テーブル席で、窓に面したその席は普段A一人では絶対に座る事のない場所だった。


「初めて座ります、この席」

「実はこの場所、密かにオススメなんですよ。この場所から真っ直ぐ空を見上げると…」

「うわぁ…綺麗」


言われるまま窓際から空を見上げて見ると、そこには向かいのビルの隙間から僅かに漏れる夕日がまるで鏡に反射したかのようにキラキラと空を黄金色に彩っていた。


「雲のない晴れたこの時間だけ唯一この椅子から見る事が出来る風景なんです。僅か数分だけしか見る事が出来ませんけど、いつか貴女に見せてあげたいと思っていたので、今日来て下さり良かったです」

「有難うございます、安室さん。凄く感動しました。」



週2回決まった時間だけしか来れないから、こんな素敵なサプライズが貰えるとは思ってもいなくて、感動しているAだったが、ついつい4人をそっちのけで話し込んでいた事に気が付き、4人を見ると思いっきりガン見されていて冷や汗が流れる。

眼鏡の少年と関西弁の高校生→←幸村部長と真田副部長

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