苦渋の選択 ページ9
コンコン
「はい、どうぞ」
「すみません、お休みのところ」
「大丈夫ですよ、どうかしましたか？」
「実は、貴方にお願いがあって来ました」
お昼前、部屋をノックされた昴は、気配から安室だと感じ取り沖矢昴として返答すると、彼を部屋に招き入れた。
すると、彼から頼み事をされるとは思ってもおらず困惑していたが、その内容を聞いて納得する。
「数日間、彼女を守って頂けませんか？僕は、暫く行かなくていけない場所があるので」
「…分かりました、お任せ下さい」
「……理由を、聞かないんですね」
「元より、彼女と再会出来た時は私が守ると決めていましたから」
「！…なら、貴方に託します。必ず、彼女を守って下さい」
「はい、約束します」
「…有難う」
初めて安室は昴に対し笑みを浮かべた、その表情が何を意味しているのか昴は困惑する、だが一つだけ分かった事がある、彼は今追い詰められているのだろう、公安警察の内情と、組織内での立場、どちらも両立しつつ今Aのパートナーを務める為に、側にいる道を選んだ。
ならば、今は何も聞かずに支えよう、Aを傷つけたくはない。
「では、失礼します」
「Aさんには、何も言わずに行くのですか？」
「ええ、今の僕には彼女に合わせる顔がない。貴方に嫉妬して馬鹿な真似をしてしまいそうになる。悔しいですが…貴方との絆には敵わない。でも、僕は決して諦めません。」
真っ直ぐで、曲げる事を知らない安室に、昴は言葉をかける事も出来ず、彼を見送る。
「絆、か…。それをAがどう感じとっているのか、俺自身知りたいところだ。」
きっと、今はその時ではないと昴は1人になった部屋で呟き、椅子に腰を下ろすと閉じていたパソコンを開き、あるデータに目を通す。
そこには、組織からハッキングしたある計画についてのファイルがあった。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2023年4月14日 15時) (
レス) @page6 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントを有難うございます。すみません、中々アップする時間が取れずに申し訳ございません。続きをあげられるように頑張ります。 (2023年4月14日 12時) (レス) id: fc7ea2b9f0 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2023年4月14日 2時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴美と蒼 | 作成日時：2020年5月2日 4時
