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ジンと家族の過去編〜二人きりのおでんタイム〜 ページ9

その後、和巳がどう逃げたのか痕跡を辿り調べてみても、手掛かりすら見付けられず、既に死亡したのではないかと上層部は見ていたが、俺に殺しを命じた男だけは未だに諦める気配すらなく、俺自身死んだとは思っていなかったのだがー‥。








Aの家、リビングにて


『おでんだよ、温かいうちに食べてね』
『‥何だこれは』
『えっ、おでん知らないの!?そっか、外人さんにはメジャーではないよね、日本では寒い季節はこれに限る』
『おでんは知っている、だが何故俺の分迄ある?』
『私が作ったからだよ、お昼に煮込んだから味は染みてると思うよ〜』
『お前のようがガキが料理をするのか?』
『ガキじゃなくてAだよ!ジンお兄ちゃん口悪すぎるよ〜折角綺麗なお顔なのに、女の子に嫌われちゃうよ?』
『関係ないだろ』


いちいち考えの付かない言動を取るAに内心戸惑う自分がいたが、それは顔に出さぬようおでんを一口食べてみると、想像をしていた味を越えた旨味に動きが止まっていた


『‥美味しくない?』
『‥不味くはない』
『本当!?良かった〜、ジンお兄ちゃん固まっちゃったからビックリしちゃった。沢山あるからどんどん食べてね』
『‥お前は不思議なガキだな』
『もぅまたガキって言った』
『見ず知らずの人間を家に上げた上、食事迄出すとはどういうつもりだ?』


子供だから警戒心がないのかとも思ったが、そうでもない。
Aの仕草を見ていると分かる、こいつは武道を嗜んでいる動きだ、それもこの年で恐らく大人相手にもひけをとらない実力者だ、これだけの腕前を身に付けている子供が、無警戒等まず有り得ない。


そんな考えを巡らせながらAを睨んだ俺にAは小首を傾げながら瞬きを数回繰り返し、にっこりと笑顔を向けてきた


『ジンお兄ちゃん、変なこと聞くね。ジンお兄ちゃんが優しい人だからだよ。』

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設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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琴美と蒼(プロフ) - みぃちゃん,mさん» とても嬉しいコメントありがとうございます(^_^)番外編も今後書かせて頂きます♪ほのぼの系も好きなので、赤井さんとの馴れ初めも書かせて頂けたらと思います、厳しい評価も頂いておりますので、少し更新を見直しますが、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。 (2018年1月10日 23時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,m - 続編おめでとうございます!!今日から見始め、私の大好きなキャラ視点が多く、とても嬉しいです!もし番外編を書く機会があれば、赤井さんと夢主ちゃんが初めて会ったお話、2人のほのぼの等を書いてくれませんか?出来れば赤井さん視点で!これからも応援してます!! (2018年1月10日 22時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴美と蒼 | 作成日時:2018年1月10日 5時

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