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懐かしい感覚 ページ34

(そうか、昴さんは‥)


コナンは二人の笑い会う姿を前に、昴が偽りの過去を語った理由を理解していた。
しかし安室は別の事で頭がいっぱいとなり、Aと話す昴を見つめる目が無意識に鋭くなっていた事に気が付いてはおらず、そんな安室の眼光にコナンは冷や汗を流しつつAと昴の元に駆け出した


『ぼ、僕何だかお腹すいちゃったな〜』
『そっか、ならお姉ちゃん腕によりをかけて作るからもう少し待っててね?』
『わぁい、楽しみ』
『安室さん、一緒に作りましょう』
『あっ、はい!』


急に名を呼ばれた安室は驚きに目を瞬かせたが、Aの笑顔に自然と微笑んでいる自分に溜め息が漏れる。
料理は二人で大丈夫と言われてしまうと、昴とコナンは寛いでいてとAにキッチンから追い出されてしまった二人は、互いに苦笑いを浮かべながらその場を後にした。


『さぁ美味しい料理を作りましょう、久しぶりだから楽しみ』
『料理、好きだったんですね』
『うん、作るの好きだよ、でも本当は自分の作った料理を好きな人に食べて貰える事が一番好き。』
『好きな人に‥』
『安室さんは違うの?』
『‥僕はどちらかと言うと自己満足かな、試行錯誤を繰り返し満足のおける料理が完成した瞬間は堪らなく嬉しい。』
『‥‥』
『ん?どうしました?』
『‥‥あっ、ううん!何でも、何だか今の安室さんの表情が懐かしく感じて』
『えっ‥』


どうしてだろう、いつも優しくて暖かなお日さまのようなキラキラした人だと思っていた安室が、今日はとても別人に見えていたAは、少し戸惑っていた。

大切な人だという事は変わらない→←偽りの過去



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設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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琴美と蒼(プロフ) - みぃちゃん,mさん» とても嬉しいコメントありがとうございます(^_^)番外編も今後書かせて頂きます♪ほのぼの系も好きなので、赤井さんとの馴れ初めも書かせて頂けたらと思います、厳しい評価も頂いておりますので、少し更新を見直しますが、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。 (2018年1月10日 23時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,m - 続編おめでとうございます!!今日から見始め、私の大好きなキャラ視点が多く、とても嬉しいです!もし番外編を書く機会があれば、赤井さんと夢主ちゃんが初めて会ったお話、2人のほのぼの等を書いてくれませんか?出来れば赤井さん視点で!これからも応援してます!! (2018年1月10日 22時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴美と蒼 | 作成日時:2018年1月10日 5時

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