二人の気持ち ページ8
赤井と降谷の間にある蟠りが溶ける日を願い頑張りたい、それが本音だ。
そんなAの真っ直ぐな瞳に、降谷は一瞬驚いたように目を見開くが、直ぐに嬉しそうに笑う。
『ああ、楽しみに待っているよ。』
今日は色々な事がありすぎて、まだ早い時間だと言うのに瞼が重くなってきたAの様子に、降谷に片付けは良いからベッドで休みなと背中を押されると、ふらふらとした足取りで寝室へ向かうが、部屋の前で足は止まってしまった
『降谷さんは何処で寝るの?』
『俺は少し資料を纏めたいから終わったらそこのソファベッドで休むつもりだ』
『‥それだと疲れが取れないよ』
『なら、俺が君の隣で寝ても良いのか?』
『えっ‥ぁ』
『‥フッ、困るのはお互いだと思うぞ、俺も一応男だからな』
『お、お休みなさい!』
『ああ、お休み』
気遣ってくれているのだろうが、Aの反応は一々可愛いもので、つい意地悪を言いたくなってしまう、我ながら大人げなかったかと口元を押さえ苦笑いを浮かべながらも、降谷は一人リビングで赤井関連の資料を作る。
あの男が、現在日本にいる事は分かっている、だが問題はどうすれば奴を捕まえる事が出来るかだ、Aも相当な情報収集能力と洞察力を持ち合わせている事は知っているが、どうやら彼女は赤井を組織に引き渡す事を心良く思っていないのだろう、一般常識からすればそれは当然の感情で、本来ならば彼女の気持ちを優先させてあげたいが、赤井に関してだけは妥協は出来ない。
奴だけは、何としてもこの手で‥
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虹猫.*☆° - 琴美と蒼さん» いえいえ! 昨夜は、私の作品を読みに来てくださりありがとうございました。 夜、遅い時間にすみませんでした。 (2018年1月6日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - 虹猫.*☆°さん» 初めまして今晩は、とても嬉しいお言葉をありがとうございます(^^)これからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします(*´∀`*) (2018年1月5日 23時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫.*☆° - 私も名探偵コナンの作品を書き始めたばかりですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年1月5日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫.*☆° - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 体に気を付けてくださいね! (2018年1月5日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - 神瀬十夜さん» 本当に度々ミスのご指摘をありがとうございます。始めたばかりなので、本当に勉強になります(*^^*) (2017年12月29日 17時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴美と蒼 | 作成日時:2017年12月29日 7時