黒の組織との再会 7 ページ23
結局ピスコはジンにより射殺され、この事件は幕を下ろした。
組織に歯向かった私を何故ジンが見逃したのかは分からないけど、一つだけ言えることは、雪の降る視界の悪い中、あれだけの射撃の腕を持つ人は一人しか知らない、また彼に助けられたと言う事なのだろう。
秀一さん
やはり貴方は、組織を追い続けるのね。
このまま組織にいれば、私も彼に狙われる日が来るかもしれない。彼はFBI捜査官、私とは違う道を行く人なのだ。
Aは撃たれた哀を心配しながら博士の車の後部座席で、目を細める。
『‥哀ちゃん、帰ったら直ぐに手当てをするから。』
『A君、屋上に残されておった追跡眼鏡でコナン君が立ち去った後のやり取りを聴いとったんじゃが、大丈夫なのか？』
『おい博士、詳しく聞かせろ』
哀を膝に乗せ見下ろすAを見上げる哀の目は傷の痛みから揺れていた、すると運転をしている博士からの声にコナンが反応を示し、博士は事の次第を語った
『マジかよ、お前まさか、奴等がお前の正体に気づいていながら残ったんじゃないだろうな！？』
『あの時はああする他思い付かなかったの、ジンの事だから麻酔を打たれても回避する対処法は考え付くだろうとね、それに‥』
『何だよ？』
『理由は分からないけど、ジンからは一度も殺意を感じた事がないのよ、この二年監視はあったけど割りと命令に背いて自由気ままに動いていたのに』
『‥ジンは、貴方を失いたくはないんでしょうね。』
『！？』
ﾎﾟﾂﾘと呟かれた哀の言葉にAが目を見開くと、コナンは顔をしかめ後ろを振り向く
『二年前、貴方が組織に来た時にひかれた一つの命令があったわ、それは‥“如何なる理由があろうと貴方には手を出すな”』
『そんな事聞いた事もない』
『当然よ、当事者である貴方だけには知らされない極秘命令だもの、だから私は最初貴方の事を警戒した、年も若いしジンやベルモットと言う幹部が常に目を光らせる程重要視されている貴方は、あの方の大切な存在なのかとね。』
『そんな筈ない、私はあの方に一度だって会ったこともないのに』
『それがそもそも不思議よ、貴方程の地位までいけば会わない迄もコンタクトくらい取り合っていておかしくないと思う、今迄一度も機会はなかったの？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
虹猫.*☆° - 琴美と蒼さん» いえいえ! 昨夜は、私の作品を読みに来てくださりありがとうございました。 夜、遅い時間にすみませんでした。 (2018年1月6日 14時) (
レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - 虹猫.*☆°さん» 初めまして今晩は、とても嬉しいお言葉をありがとうございます(^^)これからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします(*´∀｀*) (2018年1月5日 23時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫.*☆° - 私も名探偵コナンの作品を書き始めたばかりですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年1月5日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫.*☆° - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 体に気を付けてくださいね! (2018年1月5日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - 神瀬十夜さん» 本当に度々ミスのご指摘をありがとうございます。始めたばかりなので、本当に勉強になります(*^^*) (2017年12月29日 17時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琴美と蒼 | 作成日時：2017年12月29日 7時
