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黒の組織との再会 2 ページ18

ポルシェの背後に身を隠し、二人が走り去るのを見送ったコナンはその口元に不適な笑みを浮かべて立ち上がる


『嬉しいぜ、ジン。今度こそ逃がしはしないぜ。』


コナンは阿笠博士の車の助手席に乗り込むとAと哀は後部座席に乗り二人の後を追いかけ発信する、コナンは直ぐ様眼鏡のアンテナを立て仕掛けた発信機を便りに追跡の指示を飛ばした。


『発信機に盗聴機何て、本格的に探偵ねコナン君。』
『ちょっと黙ってろ聞きのがしたくねぇ』
『はいはい』
『‥A、貴方今日は何処に向かう筈だったの?』


コナンに怒鳴られたAは、やれやれとシートに深く座ると、隣にいる哀から小声で問いかけられる


『‥恐らく、目的地は同じ。今日組織の人間がハイドシティホテルである男の暗殺指令を受けているの。』
『!?』
『哀ちゃんは行かない方がいい、ジンは貴方を探しているし危険だから』
『‥そうね。』
『ーやばい!バレた!!』
『なんじゃと!?』


前の二人から焦りの声を聞くと、溜め息が漏れる。ジンなら気づいてもおかしくはないとは思っていたが、まさかこうもアッサリとは‥


『どうする気、状況はかなり悪いはよ。発信機も盗聴機も彼らに潰されて追跡不可能、しかもそれを彼らの車に取り付ける為に使ったらチュウインガムは彼の手の中、もしあれが調べられたら。』
『大丈夫だよ、歯形は消したし唾液からわかるのは精々血液型くらいだ、社内の指紋も全て拭き取ったしな。』


へぇ、しっかりと押さえるところは押さえてる、コナンもすっかり探偵なんだ。等と関心してる側からハイドシティホテルへ向かうと言い出すコナンに、頭を抱えたくなる


『コナン君、さっき言った事聞いていたの?』
『ああ、でも奴等が暗殺に向かうと分かっていて何もしないって選択肢はない、それに‥例の薬、アポトキシン4869が使用される可能性もある。』
『!?』


あの毒薬をまた‥
そんな事させられない、哀が復活させたあの薬を悪用なんてさせられない。

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設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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虹猫.*☆° - 琴美と蒼さん» いえいえ! 昨夜は、私の作品を読みに来てくださりありがとうございました。 夜、遅い時間にすみませんでした。 (2018年1月6日 14時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - 虹猫.*☆°さん» 初めまして今晩は、とても嬉しいお言葉をありがとうございます(^^)これからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします(*´∀`*) (2018年1月5日 23時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫.*☆° - 私も名探偵コナンの作品を書き始めたばかりですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年1月5日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫.*☆° - とっても面白かったです。 更新、頑張ってください。 体に気を付けてくださいね! (2018年1月5日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
琴美と蒼(プロフ) - 神瀬十夜さん» 本当に度々ミスのご指摘をありがとうございます。始めたばかりなので、本当に勉強になります(*^^*) (2017年12月29日 17時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴美と蒼 | 作成日時:2017年12月29日 7時

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