犬系彼氏、猫系彼女。【青山陸】

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少し顔が赤いAを膝の上に座らせて、向かい合う





『Aは今日どんなことしたの〜？』





だなんて質問をしてみると







「ん、彩花とお喋りして、

　涼太くんに呼ばれてジェネの楽屋に行ってた」



彩花ちゃんは、もうひとりの受付嬢で、Aの幼馴染でもある。



彩花ちゃんが亜嵐さんと仲いいのは知ってたけどAも一緒に呼ばれたってこと？？



え？でもなんで呼ばれた？？



なんてもう頭の中はぐちゃぐちゃ







それが思いっきり顔に出ていたのか、



「りっくん、眉間にしわ寄ってる、」



なんて眉間をグリグリ指先で押してくる。




『だって………』




「そんな捨て犬みたいな顔しないで。







　涼太くんと話したのだって、喉に効くのど飴、とか……飲み物とかの話しかしてない、から…」






え？それってもしかして、、




『俺の、ため？』




「別に嫌なら北人くんと壱馬くんにあげるもん。」





恥ずかしさやらなんやらで俺の肩に顔をうずめてるAにまた愛しさが募った。




『んーん！だめ！俺にだけして！！』



「はいはい、」



「りっくん、今日もお疲れさま。







　だいすき、」






はぁ〜〜〜っ！


なんでこんなに愛おしいんだろうね！


もう俺1日何回愛おしいとか可愛とか言って悶ればいいわけ？？



『A〜〜〜〜！！

　
　俺も大好き〜〜〜〜！！』



「っ、お風呂！入ってくる！！」



『え〜一緒にはいろ！！』



「絶対いや。」




なんて言ってすぐにお風呂場に向かっちゃった。


　
でも今日はいつも言ってくれないのに好き、とか言ってくれたので、青山陸はもう満足です。

　


Aが上がってくるまで漫画でも読みながら待とうかな、なんてソファーに寝転がった。

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