犬系彼氏、猫系彼女。【青山陸】

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急いでリハ室に向かってメンバーとおはよう〜って挨拶を交わす。
　


でも頭の中はAのことで一杯で、不安でたまらない。





陣『陸さんなんかそわそわしてません？？(笑)』




なんて陣くんが弄ってくるけど何もなかったかのように流す。




よし、これからは仕事だ。切り替えろ自分。

1回忘れて集中しなきゃ。









なんて言い聞かせてるけど全ッ然集中なんかできねぇ〜〜！！






慎『なんか陸さん変じゃないですか？』




樹『どうせAのことだよ。』



慎『陸さんがなんか悩んでるときってたいていAのことですよね。』




なんて会話がちらほら聞こえるけど切り替えろ自分……！







リハーサルが始まって1時間、2時間……と過ぎていき、休憩に入る。




ブログに載せるために写真でも撮ろうかな、なんて思い携帯を開くと来ていた通知に目を見開いた。




Aりっくんごめん、

A私、出ることになった、MV




『は！？』





なんて思わず大きな声を出す。




神『どうしたんですか〜陸さん〜』




健太がいつものようにゆる〜く寄ってくる。





『Aがさ、3代目さんの、新曲のMV………





　出るんだって。』





そう呟くと えー！！やらは！？ やら色んなとこから驚きの声が上がる。




陣『Aちゃんめちゃくちゃ一般人なのにMVでるん？？(笑)それでそわそわしてたんか(笑)』



陣くん…笑ってるけどさあ………




『陣くん、笑えないから！！』



壱『踊る、ってことですか？』

　

慎『でもA元EXPGですからね。』




そう。Aは元々ダンスをやってたんだけど、急に辞めちゃって。でもヒロさんが可愛がってたからうちで就職しないか？って言われたのちの受付嬢って経緯だけど…………






『はぁ〜〜〜〜〜〜『まじ心配』え？』



健『まじで心配っすね、』





『うん、心配だけどなんで俺より食い気味で言った？？』








健『だって〜健太Aのこと大好きですもん！』




いや、彼氏の前で堂々と宣言するなよ、、



瑠『よく陸さんの前で言えたね。』






いや、ほんとにごもっともだよ、瑠唯。

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