もう二度と離さない (ページ45)

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翔を待ってるうちに寝ちゃったんだ。

しばらくするとシャワーを浴びた翔が上半身裸で入ってきた。

A「そんな格好してると風邪ひくよ？」

翔「今は暑いからこのままで。」

A「確かにお風呂に入った後って暑いよね。」

翔「だろ？」

A「ねぇ、明日ってホントに行ってもいいのかな。
　莉奈、大人しくしていられるかな。」

翔「まぁ、大丈夫だろ。出演者にはひよりちゃんも居るし。」

A「ひよりちゃんってドラマで謎の少女を演じてる子でしょ？」

翔「そう。あの後、監督にも来ること伝えて出演者にも伝えたら
　ひよりちゃん、自分が休憩時間の時に莉奈と遊んでくれるって張り切ってた。」

A「そうなんだ。お菓子ってマドレーヌとクッキーでいいかな。」

翔「いいんじゃない？」

A「明日は何時から？」

翔「明日は早いんだよな。だから莉奈は最悪寝てても連れてくしかないな。」

A「そっか。早いならもう寝よっか。」

翔「そうだな。おやすみ。」

A「おやすみ。」

朝
何時に起きたら分からなかったので4時半に起きた。

おそらく朝ごはんなんて食べていられないだろからおにぎりを作った。

行くまでの道中に食べればいい。

翔は10分くらいしてから起きた。

A「おはよ。朝ごはんは食べていられないでしょ？だからおにぎり作った。」

翔「食べてたら普通に遅刻だわ。すぐに着替えて出られるか？」

A「莉奈を着替えさせたら行ける。」

翔「すぐに着替えさせてくれ。」

A「分かった。」

それからはものすごい速さで着替えおにぎりに昨日のうちに作っておいたクッキー、マドレーヌを
持って家を出た。

マンションの下に出るとワンボックスが止まっており乗り込んだ。

マネ「おはよ。2人とも。」

翔「おはよ。監督がAと莉奈連れて来いっていうから連れてきた。」

マネ「聞いてる。忘れ物はないね。出るよ。」

車は動き出し現場に着き降りた。

翔「まずは監督にあいさつ行くか。」

A「うん。」

監督のところに行き